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プラスチック包装について

いらっしゃいませ!

さて、本日はプラスチックの包装関連について記載していきます。

現在、スーパーマーケットなどでは商品にウイルスが付着するのを防ぐため、

フィルムやパックで、総菜や焼きたてパンなどを個別包装して販売しています。

フィルムやパックはプラスチックや紙が使用されていることはご承知の通りかと思います。

飲食業界でも休業要請を受けて、

持帰り対応や宅配のサービスをはじめ店舗で食事をするよりも、包装プラの使用量が増えています。

このような動きから、食品包装材のメーカーは生産が多い。

“脱プラ”の動きが鈍化?

包装材の必要性は昨今では非常に重要です。

野菜や果物はスーパーの置き場に裸のまま置いてあることが多く、人が触った商材を別の人が触っていく・・・

とある方に聞いた話だと、店舗であっても、通販であっても知らない人が触ったものは怖いという話も聞きます。

さて、脱プラが鈍化している件について話を戻します。

私の所感ですが、「脱プラスチックフィルム包装”の流れから一転して、プラスチック包装による対策が必須となってきている」と考えています。

例えば、とある企業では野菜向けに抗菌タイプのOPP(二軸延伸ポリプロピレン)フィルムの注文が増えていること、

また自宅待機などの巣ごもり消費が増えた影響で、加工食品や液体を扱う食品包装用ナイロンフィルム需要が強いと判断できます。

(特に保存がしやすいカップ麺やインスタント系食材など)

イベント関連はプラスチック包装需要減

一方で「百貨店での催事や花見といったイベント向けの需要が減り、休業する飲食店も多い」ことから、

全体での増減については、見通しが難しいとしている。

包装用フィルムを手がける東洋紡も「巣ごもり消費の影響により需要増となる製品と、

営業活動の自粛で需要減となる製品との差が大きく、動向が掴みづらい」と話す。

三菱ケミカルは業務用の食品包材「ダイアラップ」などを展開。

中食用の引き合いが増加する一方、外食産業で食品保存などに用いる包材の需要が落ちており

「トータルでは、(販売量は)若干のマイナスになる」と予想している。

参照:日刊工業新聞2020年4月20日

石油価格と脱プラの関係性

先日は石油価格がマイナス価格まで転じたニュースが話題となりました。

前回のブログにも記載しましたが、石油価格が下がるとリサイクル原料の動きは鈍化します。

プラスチック包装の原料はバージン(新品)とリサイクル材どちらでも製造は可能ですが、

石油からできているバージンプラスチック価格が安くなるとリサイクル原料のほうがコストがかかります。

すでにバージン原料をメインに使用しているメーカーもあり、どんどん使用済みのプラスチックが増えていきます。

結果、廃棄物処理費などの問題が発生し、少なくとも廃棄物を処理する場所が圧迫されます。

 

いずれにせよ、どの業界であっても終わりの見えない戦いに挑んでいることは間違いない。

何かきっかけがあれば、打てる手も見えてくると思うので、情報は積極的にとっていきましょう!

それではいってらっしゃい!

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