コラム 生鮮食品の鮮度数値化!食品ロス削減活発に 2021.02.05 いらっしゃいませ! 本日は、とあるニュース記事をネタをご紹介いたします。 参照URL:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210125/k10012831411000.html ※NHKおうちで学ぼうschoolより 概要:野菜や果物といった生鮮食品の鮮度などをスマートフォンのアプリで表示して、 ネットスーパーで販売する実験が始まりました。 販売価格は鮮度に応じて変動し、経済産業省などは、 いわゆる「食品ロス」の削減につながるか検証することにしています。 今回は、この記事について個人的な見解も含めてお伝えいたします! それでは、いってみましょう! 食品鮮度を見える化 一般的には、賞味期限・消費期限が古いものを売るためには、 新しいものと古いものを同時に店頭に置かないか、 価格で調整するしかないといいます。 これまでも小売店における食品ロス削減の取り組みとして、 古い賞味期限のものに割引シールを貼る伝統的な方法や、 店頭でシールの色と電子掲示でその時の価格を確認する方式の実証 (https://newspicks.com/news/5356304?ref=user_1549708)等 が行われていました。今回は鮮度の数値を店頭だけではなく、 自宅でも見ることが可能というのがポイントだと思います。 将来的にスマート冷蔵庫との連携が期待できそうです。 IOTの連携でほかの業種にも応用できそうですね! 一方で、店頭でアプリを起動して調べるのではなく、 価格を電子タグでダイレクトに表示するというやり方のほうが 買い物客としては利便性が高いのではないかとも感じました。 品物ごとにアプリを起動して価格確認するのも大変ですから、 小型電子タグのようなものを食品につけて、連動できれば見やすそう! ただ電子タグの回収方法等は検討の余地ありそうですね! 結果的に食品ロスを救える量も多くなると思います。 ちなみに、調べてみたところオランダの大手スーパーマーケットの アルバートハイン(Albert Heijn)では、 消費期限毎の価格を電子タグにシンプルに表示する形となっており、 鮮度を優先するのか、価格を優先するのか、 非常に感覚的に選べるようになっています (https://www.magicprice.co/blog/pricing-lab/supermarket-dynamic-pricing-wasteless/)。 日本でも不可能ではないはずです。 また、ダイナミックプライシングには、 鮮度に応じて販売価格を変動させるほかに、 気候や在庫量などにも連動させられる可能性を秘めているので、 今後も様々なパターンの実証の可能性を秘めてるのではないでしょうか。 特に家庭では冷蔵庫との連携で消費期限等が迫っている食材をアプリで通知したり・・・ 家電業界と小売業界の連携にも期待ができそうです! 日本の食品ロス・・・ こちらについては、以前の記事でも説明していますが、 現状日本は年間643万トンの食品ロスが発生しており、 アジアでワースト1となっています。 食品ロスの多くは消費期限切れの廃棄となり、企業でも家庭でも存在する根深い問題です。 一般の方は出来るだけ賞味期限の浅い商品を買うクセを付けたい。 後ろから掘り出して買う人を良く目にしますし、 手前のから買う! まず、意識改革した上で、この仕組みがあれば、なお効果を発揮するのではないでしょうか。 やはり、そういう意味でも日本は食に不自由なく過ごしてこれた結果が今につながっているのかな? とも考えてしまいますね。 戦時中の時は逆に食糧不足でしたが、現代は先人の努力の結晶であることは間違いありません。 現代の生き方を踏まえて、 パラダイムシフト(前回の記事にもありますね)をしていく必要がありそうです。 いかがでしたでしょうか。 今できること、これからできること、各自が現在と未来への想像力を膨らませて、 地球に良い未来を残していきたいですね! それでは、いってらっしゃい! Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 青山力大コラムアルバートハイン, NHK, 小売店, 家電, 冷蔵庫, 電子タグ, 食品ロス, SDGs ビジネス×環境問題=パラダイムシフト SDGs実践企業のご紹介!