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KPIと人材マネジメントの重要性

前回は、課題マネジメントのポイントを解説しました。
今日は、残りの2つであるKPIマネジメントと人材マネジメントについてお話しします。

KPIマネジメントのポイント

KPIとは何か?

あなたの会社のKPIは何ですか?顧客数、客単価、リピート率など、
複数の数値をKPIにしているかもしれませんが、
実はKPIはたった1つであるべきです。
そして、そのKPIは事業における成功要因や成長ドライバーになるものでなければなりません。

ヤマダ電機の事例

例えば、ヤマダ電機では出店の際、その地域の家電メーカーシェア率をKPIに設定しています。
家電量販店で買い物をする層は、家電メーカーがバラついている家庭であり、
特定のメーカーに固まっている家庭は地元の販売代理店で購入する傾向があります。
そのため、新規出店前に地域の家電メーカーシェア率を調査し、
設定されたシェア率を満たせば出店するのです。

Uberの事例

また、ライドシェアアプリのUberは、
KPIを「3分以内の到着」に設定しています。
3分以内に到着しないとリピート率が下がり、
サービスの拡大が難しくなるからです。

KPI設定のポイント

このように、KPIは事業の成功要因を反映するものである必要があります。
そのためには、KSF(Key Success Factor:成功要因の鍵)を見極めることが重要です。
まずは、あなたの事業における成功要因を探ってみてください。

人材マネジメントのポイント

人材マネジメントの重要性

人材マネジメントで重要な要素は3つあります。

  1. 採用
  2. 配置
  3. 評価

採用

まず、採用について考えてみましょう。どんな人を採用するのか、
優秀な人材とはどんな人か、採用フローや面接官の選定など、
採用方針や基準を明確にすることが大切です。
組織の問題の多くは採用に起因することが多いので、ここでの判断は非常に重要です。

配置

次に、配置についてです。スタッフにどんな仕事をさせるのか、
直属の上司は誰にするのか、役職や肩書き、昇進昇格、キャリアパスなどを考えます。
配置を考える際には、スタッフのやりたいことを聞くことが有効です。
WCM(Will, Can, Must)フレームワークを活用して、
スタッフの人生目標(Will)を実現するために必要な
スキル(Can)をどのように増やすかを考えることが有益です。

評価

最後に、評価です。評価制度はありますか?組織の人数が10名以上であれば、
評価制度の導入は必須です。評価制度で大事なのは納得性です。
社員の多くが評価制度に満足していない現状では、
人材マネジメントは難しいです。
評価制度は賃金制度とも関係するため、非常に奥が深い部分です。

結論

評価制度及び賃金制度については、また別の機会に詳しくお話しします。
これらのポイントを踏まえて、
あなたの会社のKPIと人材マネジメントを見直してみてください。
効果的なマネジメントで、事業の成長を加速させましょう。

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