情報共有 【どうなる?】韓国輸入規制告示!PART1 2020.05.20 いらっしゃいませ! 今回の内容は少し業界寄りの内容となります。ただ業界の方は、必読の内容となるかと思います。 ロコモーティブが様々なルートから情報を集めた内容となっております。 突然、韓国から一本の電話が、、、 「韓国でプラスチックの輸入規制が始まる。直近での荷物は止めたほうが良い」 衝撃が大きく、既に輸出手続きなどをされていた業者さまも多いのではないでしょうか。 今回はそこまでに至る経緯と本日時点までの状況を共有いたします。 いってみましょう。 輸入規制の発端 結局はコロナウイルスによる景気衰退が原因ではあるのですが、 今回大きなポイントとなるのは、事前予告がない中で急遽規制が決まったことです。 これは、日本国内だけでなく韓国へ原料を輸出していた業者は全員打撃を受けるでしょう。 ※下記【韓国環境部からの告示を一部抜粋】 国際原油価格が急落し、プラスチック再生原料の競争力が低下。 全世界コロナ拡散によって、 4月から韓国の輸出が急減し、ヨーロッパ、アメリカなどへの輸出依存度が高いペットボトル再生原料の売上高も急減。 * PET再生原料の 60〜 70%の輸出依存 ( 10%は原料、 50〜 60%の加工後の輸出 )** PETリサイクル業者再生原料の販売台数:1~3月 の 平均 16,855㌧ → 4月 9,116㌧ ( 46%減 ) ○ ペット 再生原料 メーカー らの 在庫が増え、リサイクル、廃棄物の流通構造 ( 排出 – 収集 – 選別 – リサイクル – 需要先 ) 選別、回収段階まで連 鎖的な市場硬直が懸念される状況である。 * PETリサイクル業者主要 8社 ( 全 23件の内、生産量 77 )モニタリングの結果、 4月滞積量の推移:4月 1週 57.8%→2週間 60%→3週間 64.6%→4週間 69.9%→5週 72.9% 韓国政府の対応は? 発端を一言でまとめると、「コロナウイルスに伴う、リサイクル原料の循環が止まっている」ためということですね。 実際に韓国政府はどのような対応をとるのか・・・ 【韓国政府対応策】 ◆環境省は 4月 22日ペット再生原料公共備蓄を決定し、4月 27日 〜 29日間、合計 23個のリサイクル業者の現場点検を行い、 現在在庫の 1.8万㌧中、1万トンの公共確保 する。停滞が急増した 4月のペットの順停滞の増加量(約 5千㌧)の 2倍の水準。 ◆今回 の 公共備蓄 は、韓国循環資源の流通支援センターより買い戻しを条件として、市販単価の 50%にて先買取方式。 上記内容が「リサイクル業界の資金流動性の確保と流通の流れを円滑にするために貢献」すると発表している。 PART1は韓国政府の動きについて、共有です。PART2以降は具体的な輸入制限の措置内容や韓国環境省の具体策をお伝えします。 個人的には、2018年の中国ショックと同じことになりうる案件と考えています・・・ 詳しくはPART2をぜひご覧ください! それでは、いってらっしゃい!! Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 青山力大情報共有, コンサルティング3週間, 再生資源, 輸出統計, 輸入統計, PP, PE, PS, 輸入規制, PET, 韓国, ESG投資, 輸出規制, 中国, ヨーロッパ, SDGs, プラスチック, アメリカ, リサイクル 「プラスチック=資源」という転換を起こせるかPART... 【どうなる?】韓国輸入規制告示!PART2