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いつまで続く!?コンテナ不足の原因は?

いらっしゃいませ!

本日は、コンテナ不足の原因ということで記事にしたいと思います。

昨今、物流業界ではコンテナショーテージが発生しており、

製造業、小売業、商社業に大きな影響を与えています。

そこで、日本国からの輸出におけるコンテナ不足の内容に触れていこうと思います。

細かい船社名などは出せませんが、

ここ最近の傾向と今後の予測についてお話いたします。

それでは、いってみましょう!

コンテナ不足はコロナ起因?

今年の年末輸出については、打撃を受けているところも

多いのではないでしょうか。(バーゼル影響や中国情勢含め)

この辺りは別の記事にてお伝えしていこうかなと考えています。

まずは、コンテナ不足の面ですが、やはりコロナウイルスが影響しています。

今年の3~4月に世界ではロックダウンが発生していました。

もちろん港で働く従業員の方も減り、荷役運営のスピードが圧倒的に落ちました。

つまり、この影響でコンテナが大量に港滞留を起こしました。

船会社も価格安定のため、船の便数を減らさざる得ない状況となりました。

ここまでは、イメージができると思います。

自粛明けの経済活動再開によるコンテナの動き

しかし、4~6月頃までは自粛モードでありましたが、

7月以降は少しずつ回復してきていますよね。

(経済に打撃が大きいため、回復基調にせざる得なかった)

コロナ発祥の中国??では、各国に比べ早い段階で経済回復をしています。

ある意味中国の政党がうまく機能したといえますが、日本ではできないことは現状明らかです。

いち早く、世界最大規模の大国である中国が経済回復をした影響により、

中国からの輸出が大量に増えてきます。

他の国では生産できない製品をいち早く中国が輸出し始めたということです。

しかし、中国からの輸出ができたとしてもコンテナは輸出先に滞留してしまい、

コンテナが各輸出国に戻ってきていないという流れを作り出してしまったのです。

結果、船会社もフリータイム等の期間が短くなり、

少しでもコンテナを回収するという輸出者にとって、さらに厳しい状況に変わってきています。

通常、1~2日でコンテナが返ってきたが2週間程度の時間がかかってしまっていますね。

長くなりましたが、まとめるとコロナウイルスで人手不足の影響があったが、

大国による経済活動再開により、一方的にコンテナが動いてしまった。

まず、こちらがコンテナ不足の原因となります。

更なる悪循環・・・海上運賃UP

北米の海上窓口ともいわれているロサンゼルスですが、

仮に日本から輸出をした場合、

おおよそ2000ドルの海上運賃がかかりますが、

現状では4000ドルまで上がってきています。

今も昔も船会社はかなりの価格競争が発生していました。

コンテナがない状況で価格をUPさせるのは、市場原理としては

理解できなくはないのです。もちろん中国から短距離、

中距離の海上運賃よりも長距離の海上運賃を船会社が得たいがために、

短距離運送の国等では抜港やブッキングができないという事態に陥っていることも事実です。

問題はいつまでこの流れが続くかということです。

巷では、2021年2~3月頃に解消されるであろうと予測が立てられていますが、

実際のところは誰もわからないというのが正しいと考えています。

日本や世界での感染拡大が進んでいることも含めると、

今年度で収まらない可能性が高いのではないか。。。

まとめると・・・

すこしダラダラと文章を書いてしまいましたが、

今回のコンテナ不足の要因をまとめてみましょう。

①大きな原因としては、コロナウイルス。

②4~6月のロックダウン含めた自粛

➂7月以降の徐々に回復したが、いち早く回復した中国の輸出増

④空コンテナの回漕ができない(回収できない)

⑤④の要因はドライバーやシャーシ不足

⑥9月~アメリカクリスマス商戦

上記といったところでしょうか。

いずれにせよ、どこの国から輸出するとしても、

海上運賃が上がっているため、コストが膨らんでいることが事実です。

コストUPによる製品価格への影響があると、

消費行動が落ち込む可能性もありますので、

経営側も大きな悩みになるかと予想できます。

 

いかがでしたでしょうか。

少し駆け足になりましたが、

駆け込み需要に対する年末のコンテナ不足は毎年ありますが、

加えて海上運賃の上昇というのは、

仮にコロナウイルスが早く終息したとしても、

数か月~半年は物流に影響を及ぼすのではないかと考えています。

皆さんのお考えもぜひ聞かせていただければと思います。

それでは、いってらっしゃい!

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