コンサルティング 医療系廃棄物を灰化?リサイクルして再利用! 2021.01.28 いらっしゃいませ! 本日は、医療系廃棄物についてとある企業様と打合せをしました。 守秘のため、すべてをお話しできませんが、皆様へは概要をお伝えし、 ご興味持っていただけば、別途弊社へご連絡いただければ幸いです。 タイトルの通り、産業廃棄物を灰化していこうという概要です! それではいってみましょう! 日本のゴミ焼却場数は世界一 これほど多くのゴミを出し、燃やしている国はありません。 一人1~2キログラムのゴミを毎日出しており、 年間で一家庭から1~2トンのゴミが出ているのです。 ゴミ焼却量は、ヨーロッパの環境先進国の10倍以上で、ダイオキシン排出量も世界一です。 「燃やすとダイオキシン」、「埋めると土壌汚染」といった認識のもと ヨーロッパなどの環境先進国では、厳しい規制があるのです。 このため、環境先進国を中心に「ゴミゼロ社会」といった社会作りが、 実践されるようになってきました。 ゴミは燃やすことで量は減りますが、それでは、根本的な解決になりません。 事業用の廃棄物処分の費用の高騰、 処理量の飽和状態、完全処理の確認などの課題が山積みし、 自己解決・減量化なども必然となっています。 医療系廃棄物(紙おむつ)にも税金が・・・ 一つ医療系廃棄物で例を出してみます! 現在、年間95万tの紙オムツが生産されています。 (大人用40万t、子ども用45万t)背景には急速な少子高齢化の進行、 高齢社の増加により、大人用紙おむつの生産量はこの10年で160%増加。 全生産95万tのうち、40万tが海外に輸出、そして残りの55万tが国内消費となります。 そして使用済み紙おむつの重量は約4倍になるため、 国内の紙おむつゴミ処理量は約4倍の220万tとなります。 日本列島を3.3回縦断するほどの量だそうです。 使用済み紙おむつは、減容や燃料化、リサイクルなどの適切な処理をすることで CO₂の発生を抑えることができます。 現状では、使用済み紙おむつはそのまま収集され、焼却炉に持ち込まれて焼却処分される。 リサイクルすると炭化物生成機を導入し、 滅菌と灰化を行うことでセメントのかさ増し材として再利用する技術が確立されています。 導入事例! 実際に日本での導入事例をみてみましょう! 詳細は書くことができませんが、 老人ホームでの実例をご紹介いたします。 ■九州某特別養護老人ホーム •月々紙オムツ処分費・・・30万円から6万へ •ゴミ保管場所臭い問題 ⇒ 臭い無し 解決 •煙・臭いの問題 ⇒ 煙・臭い無し 解決 •1日でドラム缶1杯分の灰 ⇒ 1ヶ月でドラム缶1杯分の灰 •産廃で回収費用かかる ⇒ 産廃費用削減 サステナブル経営は必須! 社会に対して、「意味がある」ことを持続可能に実践していくことは、 今後の企業のあり方(価値観)に必須となっています。 社会のために、地球のためにゴミ(資源)でインパクトを 与え続けることも企業のサステナブル経営ともいえるのではないでしょうか。。 企業や個人はSDGsやCSRやCSVはサステナブルの意識をもって、 活動していくことが時代に求められています。 いかがでしたでしょうか。 今回お会いしたディレクターさまとはSDGsを通じ、互いの価値観を共有することで、 とても有意義な時間でした。 日本人は手段を考えて、ビジネスを実践するのに対して SDGs(外国)の考えはWHYから自分や社会を見つめなおします。 インサイドアウト、アウトサイドインの考え方。(過去に少しブログでも書きましたが・・・) 両方から社会的課題を解決する活動をこれからもしていきたいです。 それではいってらっしゃい! Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 青山力大コンサルティング特別管理廃棄物, 再利用, 給付金, インゴット, 炭化, 医療系廃棄物, サステナブル, 産業廃棄物, 一般廃棄物, SDGs 私を成長させた図書(夢をかなえるゾウ4) ビジネス×環境問題=パラダイムシフト