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危機を乗り越え成長する会社の特徴

ご無沙汰のブログ更新になってしまいました。

8月と9月は公私ともに大きな変化があり、時間がなかなか取れず・・・
今後は前回のペースに戻して情報発信や個人のアウトプットをしていくつもりです!!
その中でも、皆様に役立つ情報を発信できればと思いますので、
ぜひお付き合いをお願いいたします。

さて、9月にはプラスチック業界に大きな動きがあったのは、皆様ご存知かもしれません。
実際に今回の動きは、各企業にとって決断を迫られたのではないでしょうか。

10月に入ってから値上げラッシュと話題になっており、
食費に関しては年間6~7万円ほどの支出増になるともいわれています。

企業にとっては、世界情勢も含めコスト高になっており値上げをやむなく実施した経緯もあるでしょう。
本日は、「経営危機」をキーワードとして、情報発信をしていきます。

経営危機を経験するということ

経営危機という言葉は決して穏やかではありませんが、
経営者はもちろん家族や従業員にも影響を及ぼします。

広い意味での経営危機というワードにはなりますが、
私の考えることと、実際に発生しうるであろう経営危機のポイントをお伝えしていきます。
もしこれから起業を考えている方がいらっしゃれば、参考になるかと思います。

【起業後、5年の大きな壁】
起業してから最初の5年。この時期に多くの企業が経営危機に陥ることがあります。
ほとんどの場合、創業間もない会社が厳しい状況に陥るのは、人材面と資金面です。

会社が小さいときには、なかなかいい人材を採用することができない。
しかし、人を採用しないことには会社の成長も見込めない。

一方の資金面では、幾度か資金が足りない状況に陥った。
業績が厳しいわけでもなく、むしろ、順調だったがゆえに、隠れた危機がやってきます。
代表的なものは黒字倒産です。
黒字倒産は順調が故の大きな落とし穴。
「まさか自分の会社がそんな状況になるとは夢にも思っていなかった」
と後になってから気づく方も多くいらっしゃるようです。

支払いと入金のタイミングが合わなければ、手元資金が一時的に足りなくなり、
本当に会社は立ちゆかなくなるのである。
担保がないので銀行はお金を貸してくれない。
仕入先への支払いや社員への給与支払いが迫っているが、それを用立てるものがないのである。
一時は自己資金(自分の給与を下げたり、自己資金で会社に貸し付けたり・・・)で対応できるが、
それも長くは続かない・・・

結果、経営者自身が体調、精神的にも病んでしまい、悪循環に陥ってしまう。

ただ、黒字倒産の場合は本当に自社が完璧であったとしても、他社からの影響を受けてしまうことが
ほとんどです。企業間もない時は、どうにかして売上や利益を上げていきたいものです。
ガムシャラな気持ちはもちろん大切ですが、一歩立ち止まってしっかりとキャッシュフローを見直していきましょう。

私も少なからず、会社の未来を考えていく中でキャッシュフローは必ず確認をしています。

ラーメン屋でのきっかけ

次は、とあるエピソードをご紹介いたします。
(参考資料:ダイアモンドオンライン雑誌)

前段の資金繰りが厳しくなってきたと同時に取引先に売り上げの前払いを相談。
担当の課長からは「厄介な報告・・・」ととても嫌な顔をされたそうです。

しかし、社長にとっては急を要します。
会社で聞いている時間がない、「駅前のラーメン屋で夜10時に会おう」と言われた。

時間ぴったりに課長が現れると、注文していないのにビールとギョウザとラーメンが出てきた。
何度も足を運んでいる行きつけなのかもしれない。
そして食事をとりながら質問し、最後にこう言ったのである。
「そうか。話はわかった。今ここでは返事ができないから、また連絡する」

電話があったのは、翌日だった。
上司につないでくれたが、上司も忙しいので時間がない。
日曜日に上司の家に行くことになった。そして最終的に、社長にまで上げてくれたと言う。

「まあ、わかった。しょうがない」 お叱りを受けながらも、
有難いことに売上の前払いをしてもらえることになったのだ。
今ではコンプライアンス上の問題になるのでできないことだと思うが、
当時は許される裁量の範囲だったと思う。ある意味、おおらかな時代である。

もちろん、誠心誠意説明したことも大きかったと思うが、

やはり大事なことは普段の仕事の姿勢だったのだろう。
どれだけしっかり誠実にやっているか。
信頼して将来も長く付き合える相手だと思ってもらえるか。
見捨ててしまうのは惜しいと思ってもらえるか。  

その他の企業にも同じように売上の前払いをしてもらい、会社は息を吹き返した。

このエピソードからも、時代が異なるという意見はあるかもしれないが、
なにより社長の誠意が伝わったのでしょう。

 

会社経営とは

会社経営にキャッシュフローの要素は大きな要因になるのは、当たり前です。
創業間もない起業家の方たちはキャッシュフローや売上、利益を目的にして活動する。

これも間違ってはいないと思いますが・・・
私の考えを少しお伝えしてみましょう。

◆取引先との関係値を上げていくこと

小さな会社の目線で話すと、日々数字を追わなければならない大変さ。
お客様から信頼を得ることの難しさ。
​そのプレッシャーから、サラリーマンとは違う考えや目線をもっています。
私が、今も初心を忘れずに実践していることがあります。
商品は売るのではなくて、
困った時に頼ってもらえる関係値を築くこと

今の、会社経営の流れが未来永劫続くとは思いませんが、
会社経営に必要、そして危機を乗り越えるための大きな要素は
取引先との関係値や誠意なのだと思います。

会社は、設立から1年で3割が消え、3年で5割が消え、
10年経つと1割しか残っていないと聞いたことがあるかもしれません。

すべてが潰れるわけではなく、吸収される会社もある。
ただ、そのまま残っているのは1割でしかない。
自分で創業した人は全員とは言わないが、資金面で苦労して、
病気の1回や2回は患っているのではないかと思う。

中には手術するまでに、自身を追い込んでしまっている可能性もある。

ゴルフや飲み会というのも関係値を築くうえでとても大切なアクションだと思う。

ゴルフを一緒にやって風呂に入ったときに、取引以外の関係値を構築する方も見てきましたし、
結果、それが危機を乗り越える要素になったりもしている。

昨今ではゴルフや飲み会を避ける若者も多いようですが、
私はこれも立派な会社経営と言えると思います。

 

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2022年7月よりSDGs企業経営伴走支援のサービスを開始いたしました。

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誰ひとり取り残さない社会の実現のために。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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