広告を出稿して商品やサービスを販売する場合、
メアド登録、セミナー申込、資料請求など、
必ず「どこを成果とみなすか」という基準が存在します。
この成果地点は、マーケティングの世界では
コンバージョンと呼ばれています。
ただ、意外と多いのが、
「なんとなく成果が出ている気がする」
「悪くはないと思うけど判断がつかない」
という状態です。
その原因の多くは、
基準となる数値を知らないことにあります。
基準を知らなければ、
改善すべきなのか、伸ばすべきなのか、
そもそも判断ができません。
そこで今回は、
これまでさまざまなビジネスを展開してきた経験から、
オファー別のCVR(成約率)の目安についてお伝えします。
あくまで参考値ではありますが、
数字を見る目を養う材料にはなるはずです。
1.メルマガ登録の目安
まずはメルマガ登録です。
Google広告、Yahoo広告、
Facebook広告などを使って
リストを集めているケースを想定します。
メアド登録は、
数あるオファーの中でも
最もハードルが低い部類に入ります。
お金もかからず、
時間の拘束もほぼありません。
そのため、
CVRは比較的高く出やすい傾向があります。
ひとつの目安としては、
10%前後が基準になります。
もし5%を大きく下回っている場合は、
広告の訴求や登録ページ自体を
見直したほうが良い可能性が高いです。
逆に言えば、
この段階で数字が悪い場合、
その先の施策もうまくいかないことが多いです。
2.資料請求の目安
次に資料請求です。
こちらも比較的ハードルは低いですが、
メアド登録よりは一段階上になります。
資料請求で特に注意したいのが、
入力項目の数です。
項目が多すぎると、
フォーム途中での離脱が増え、
CVRは一気に下がります。
一方で、
項目が少なすぎると、
今度は本気度の低い見込客ばかりが集まり、
その後の成約につながりにくくなります。
このバランスが非常に重要です。
資料請求のCVRの目安は、
2%〜5%程度です。
この数字を大きく下回る場合は、
オファー内容か入力設計の
どちらかに問題がある可能性が高いです。
3.セミナー申込の目安
続いてセミナー申込です。
ここから一気にハードルが上がります。
セミナーは、
時間を確保する必要があり、
心理的な負担も大きくなります。
さらに、
有料か無料かによっても
数字は大きく変わります。
3,000円〜5,000円程度の
有料セミナーの場合、
CVRの目安は1%前後です。
無料セミナーの場合は、
1%〜2%程度がひとつの基準になります。
また、
セミナーの場合は内容だけでなく、
開催日程や曜日も
CVRに大きな影響を与えます。
平日昼なのか、
夜なのか、
週末なのか。
数字が悪い場合、
内容以前に日程を疑う必要があるケースも
少なくありません。
4.商品販売の目安
最後は商品販売です。
通販やECなどの物販を
イメージしてください。
この場合、
無料お試しなのか、
有料お試しなのか、
いきなり本品購入なのかで、
CVRは大きく変わります。
無料お試しは最もハードルが低く、
CVRは高く出やすいです。
目安としては、
5%前後になります。
有料お試しの場合は、
3%前後が基準です。
本品購入の場合は、
1%前後がひとつの目安になります。
商品ジャンルや価格帯によって
多少の前後はありますが、
この数字感覚を持っているかどうかで、
改善スピードは大きく変わります。
数字は、
感覚ではなく判断材料です。
良い悪いを決めつけるためではなく、
次の一手を考えるために使います。
ぜひ一度、
ご自身のビジネスの数字を
この基準と照らし合わせて
見直してみてください。
数字の見え方が、
少し変わってくるはずです。