コンサルティング 最新・最速情報!2020年下期PET落札結果一覧表 2020.09.08 いらっしゃいませ! 本日9月8日に公表されました、 令和2年度下期PETボトルリサイクルの落札結果一覧表、落札数量リストを掲載 上記情報をもとにデータを取りまとめました。 https://www.jcpra.or.jp/news/tabid/101/index.php?Itemid=1952 発表前に、事前情報および予測で、おおよその数値はつかめていましたが、 いざ実績が出てくると、かなり厳しいですね。 先日には、日本経済新聞にも「廃PETの価格が暴落」という記事もありました。 各エリア、それぞれ特徴も出ましたし、再生事業者の今回の落札結果に 協会はどのように判断、対応していくか様子を見ていきたいですね。 それでは、行ってみましょう! 総平均:-1.7円 有償分:-18.5円 逆有償:48.6円 念のため、先日ご紹介させていただいた速報版の数値のURLをお伝えします。 https://www.jcpra.or.jp/news/tabid/101/index.php?Itemid=1953 さて、本日詳細発表がされましたので、下記エクセルデータをご参照ください。 令和2年下期PET落札結果 上記ファイルには3つのシートがあります。 ※弊社独自作成の資料となります。 ①PET落札概要 ②下期落札結果 ➂都道府県別 それぞれ見ていきましょう! ①&➁ 事業者ごとの落札結果詳細 【ポイント】 ■逆有償価格における入札が多い ・最大で5億近い逆有償落札が発生 ・有償価格と逆有償の価格差の発生 ・協会と特定事業者の関係性の変化? いずれにせよ、エリアごとに大きく製品単価が変わってくる可能性が高い。 とはいいながらも、各事業者ごとに自社や納品先の都合もあると思います。 ここでお伝えしたいのは、全体の落札数量は約10万トンと大きな変化はないが、 上手く落札できた企業、そうでない企業が分かれてしまったことです。 つまり、うまく落札できた企業の価格だけを見て、製品価格に転嫁しようとすると、 価格競争に巻き込まれ、立ち行かなくなる可能性が出てきます。 ➂都道府県別落札結果 さて、続きまして都道府県別の落札結果を見ていきましょう! 【ポイント】※落札平均単価より ・関東圏の落札単価はほかのエリアに比べて高い ・逆有償となる都道府県が上期に比べて、12か所増加 ・兵庫県の極端な逆有償 ・東日本と西日本において、落札単価が2極化? 都道府県別を見ると、各エリアの平均単価が見えてきます。 (本来は市町村ごとに実施すべきところですが・・・) 上記①&➁でも示した通り、西エリアの方面で逆有償が増えていることが、 見受けられます。関東圏と関西圏等ではリサイクルする商材が異なる部分もあるので、 前期までは通例の動きでしたが、今回はその価格差が大きくなっていると 考えてよいでしょう。 今回、落札ができなかった事業者はおそらく、 他社からの加工委託などにより工場を稼働させていくことになると考えられます。 また、フレーク価格減によるペレット価格も下がっていく見込みです。 国内で対応しきれないペレットなどの商材は国外に販売していくことが、 目下考えられますが、国外の相場も景気回復とまでは戻っていません。 ペレット製造のメーカーなども、PET案件については、苦戦することが見込まれます・・・ 不明点があればお問い合わせください! 駆け足で解説いたしいましたが、 消費が落ち込んでいる中での価格設定となるため、 上期のように設定することは難しいのは承知の通りですが、 一か所だけを見ず、全体の動きを踏まえて考えていく必要があるでしょう。 私も現時点ですべてを把握していないので、 これから分析していき、お問い合わせあれば都度ご回答させていただこうと思います。 ※本記事は速報状況で投稿しておりますことをご了承ください。 それでは、いってらっしゃい! Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 青山力大コンサルティング有償, 自治体, 都道県別, 入札情報, 容器包装リサイクルPET, PETボトル, 市町村, SDGs, 逆有償, 落札 SDGsはアウトサイドインの考え方を重視せよ! プラスチックのピークはあと7年で終わる!?