資源紹介 食品ロスと3Rの関り(福島県活動内容) 2021.04.05 いらっしゃいませ! 最近食品ロスの問題が話題となっています。 食べられるのに個人や企業の都合でやむを得ず捨てられる食品ロス。 その削減はゴミや廃棄物の削減にも直結していきます。 今回は、食品ロス問題を3R(今では18Rなど、かなり広がっていますが)の目線で お話ししていこうと思います。 それでは、行ってみましょう! ※参照:食品ロス削減 環の声 より 食品ロス削減に向けた動き 一般的な話をすると、 可燃ごみに占める生ごみはおおよそ3割程度と見られており、 その中で食品ロスに該当する部分が一定の割合を占めていることに注目できます。 食品ロス削減によりゴミの絶対量が減れば収集や焼却する量もへり、 エネルギーや処理コスト等も減ってくる。 食品ロス削減は行政等にとっても大きな意味がありますし、 何より限られた地球の資源(温暖化問題等)の助力になっていくと考えられます。 皆さんはフードドライブという仕組みをご存じでしょうか。 フードドライブ: 過程で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄り、 まとめて、地域の福祉団体やsh説、フードバンク団体などに寄付する活動です。 つまり、一方で余っている食べ物があり、他方で食べ物に困っている人がいて それらを繋ぐ仲介人のようなイメージを持っていいただければと思います。 日本でも活動があるのですが、 皆さんの生活の中で食事に困っているということはあまり実感がないのではないでしょうか。 SDGs目標に1番(貧困をなくそう)や2番(飢餓をゼロに)があります。 もちろん世界的な目標であるため、日本が関係ないというわけではありません。 ただ、それらを知らないで生きていくことはとても寂しい気持ちにもなります・・・ 話を戻します。 このフードドライブを自治体が環境イベントなどで主催し、 各所持ち寄ってくれた食品をフードバンクへ寄付する動きもあり、 結果捨てられる量を減らすこととなり3Rの発生抑制につながります。 消費者の誤解 食品ロスには国民のなかでも大きな誤解があります。 例えば、「賞味期限」と「消費期限」です。 ※簡単にまとめます。 2つの期限の違いは劣化しやすさにあります。 「賞味期限」は「品質が保持されおいしく食べることができる期限」で、 期限を過ぎた場合にもすぐ食べられないわけではないとされています。 一方、「消費期限」は「腐敗などが発生せず品質が劣化しないとされる期限」です。 解釈や食品の保存方法などの知識の情報発信も3Rに貢献することは言うまでもありません。 食べ物に困っていた人が喜び安心することを提供する側(食品を寄付してくれた人)に わかりやすく伝えられれば、モチベーションアップにもつながり、 一つのムーブメントにもなるのではないでしょうか。 食品ロス削減運動 「食べきり運動」 食品ロス削減の最先端ともいえる、飲食店では食べきり運動が行われています。 飲食店は今回のコロナウイルス関連の影響で仕入れ調整など発生することで、 結果として食品のロスに繋がっていることもあります。 (もちろん、飲食店の方々のご苦労は理解しているつもりです) 福島県では飲食店や宿泊施設、スーパーマーケットへ 「食べ残しゼロ協力・事業所」の認定を与え県のホームページで公表。 このように考えると、 国や県のホームページも市民へわかりやすく、活動結果を伝える必要もあります。 福島県が実施したアンケートでは6割強の認定店が 食品ロスに対する消費者の意識に変化があると回答している。 持ち帰り容器については、半数以上の認定店で消費者の理解を得られているようです。 店舗にとっては、廃棄コスト削減だけでなく、 「認知」「実践」の士気が高まったと言えそうですね。 キーワードは「もったいない」 日本は「もったいない」の考えの文化が根付いているように思えます。 市民や事業者の行動変化は確かな結果を出してきており、 結果3Rにもつながっていると考えられます。 このような取り組みを「知る」と「知らない」では消費者の意識も大きく変わります。 もし、皆様が住んでいる自治体や各種店舗などで実践しているところがあれば、 皆さんは「行動」に移すことができるでしょうか? もしくは、知ったことによる皆さんの行動が「明日から変わるかもしれません」!! 私個人としても、自分がただ食品を買って消費することを考えるのではなく、 その先に繋がること、そして消費する前の各種シーンをストーリー化して 考えていきたいと思います! その他にも、 「オンライン発信でクッキングレッスン」や「AI予測の需要予測」など 様々な活動がありますので、機会があれば調べてみるのもよいかもしれませんね!! それではいってらっしゃい! Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 青山力大資源紹介3R, フードバンク, 食品ロス, SDGs ビジネス情報誌「Qualitas」に掲載されました 廃プラ輸出困難?直近の動向