コンサルティング 2023年にプラスチック市場を予測してみよう 2023.02.07 第14回までにわたる、「成功するためのマインドセット」は引き続き、 投稿していきますので、ぜひご覧くださいね!! さて、本日は2023年のプラスチック市場を予測してみようということで、 私なりに色々考えてみました。 直近では容器包装リサイクルPETの入札が終わりましたね。 今回の入札の影響も大きく2023年の市況に影響してくるはずです。 どこまで当たるかは、わかりませんが、 読んでいいただければきっと参考にはなってくるはずです。 ぜひ、最後までお付き合いくださいね!! 上半期は下落傾向? まずは、2023年4月~9月の予想をしていきます。 結論から申し上げますと、完全に下落傾向です。 文章長くなってしまうので、割愛しながら話しますと、 「2022年度はインフレ時期」であったと表現できると考えています。 2022年は半期ごとの入札結果も最高値を更新。 それに伴って、原料の片寄が発生しているのです。 加えて2022年はバージン価格よりも、 リサイクル原料の単価が上回るタイミングもありました。 現在も物価高で消費者に影響が出ていることは間違いないですが、 原料価格の高騰(必要以上に原料取り合いが発生)が要因です。 食品はじめ値上げラッシュが続いていますが、 原料高騰によるコスト圧迫によるものとみていいでしょう。 では2023年はどうなるか。 ・エネルギー資源のコストアップ ・原油価格の不安定 ・世界的な物価高に対するスタグフレーション化 これらが大きな要因になってくると考えています。 細かい言及は避けますが、 食糧不足や労働問題(ストライキなど)、戦争状態など 様々な要因が絡みあう状況です。 リサイクルプラスチック(ペレットなど)のシートや繊維の業界がどのくらい 動いていくか・・・ここによってバージンorリサイクルの 動きを決めてくるのだと考えています。 もちろん昨今話題にも上がります、 ボトルtoボトルやケミカルリサイクルも市況を見るうえでは 大きな材料になりますが、2022年度に集めた在庫踏まえ、 強気な原料買取は出来なくなると見込んでいます。 もちろん、今までのリサイクル原料単価での在庫となるので、 通常入札よりも、弱めな入札になることが予想されます。 容器包装リサイクルPETの落札予想 上記等踏まえて、 毎期恒例の独自予想をしていきたいと思います。 ※あくまで、独自予想のためご参考程度にとどめてください。 容器包装リサイクルPET 2023年上期予想 全国平均:55~60円 最高価格:80~90円 上記が弊社予想価格となります。 一言でいうのであれば、ベール毎のレベルに合わせた 価格帯に落ち着いてくるのだと考えています。 入札前にはここに、原油のバージン情報が追加されることによって、 各社の動きに制限をかけており、入札に迷われた企業様も少なくないはずです。 リサイクル原料が極端に安くなるなら、 バージンの購入は少なくても良いかもしれませんから。 バージン購入とリサイクル原料購入の比率を踏まえて、上記価格の予想です。 2022年下期よりも50円以上下がる予想にはなりますが、 仮に上記予測を正解とするのであれば、在庫管理の問題も出てくるでしょう。 2022年の在庫が重くのしかかる 予想が良いほうに外れてくれれば、 問題視しなくてもよいのかもしれませんが、 現状、おそらく在庫を抱えている場合、 2023年上期は厳しい戦いになるかも知れません。 なぜなら 2023年1月よりも前から、ベールやフレーク余りが発生していたからです。 もちろん、弊社以外にもこの相場に気づいていたでしょう。 ただ、契約上引取りをせざる得ない場合など受入れを止めることができなかった場合、 それらが上期にのしかかってくるはずです。 もちろん、それらを踏まえて入札はかけていると思いますので、 予想単価よりも下がる可能性は十分に考えられます。 いずれにせよ、 2023年度は各所自社の状況を鑑みて、調整が入ることでしょう。 詳しくは記載できないのですが、本記事が皆様のご参考になれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございます。 Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 青山力大コンサルティング2023年, 相場, サステナブル, 市場予測, SDGs, プラスチック, ロコモーティブ, PETボトル, リサイクル 成功するためのマインドセット14(選択する勇気) 令和5年 上期容器包装リサイクルPET落札情報