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関西地区にPET新規工場設立!!10万トン!

いらっしゃいませ!

本日は、新たな情報について皆様に共有をいたします。

ある程度情報はあったのですが、

先日ニュースリリースが公表となりましたので、改めてご紹介をさせていただきます。

内容はタイトルの通り、関西地区にPETボトルリサイクル工場新設についてです。

以前、リサイクル工場新設の情報をまとめておりましたが、その追加バージョンとなります。

以前のブログはこちらからどうぞ!!

PETリサイクル最新動向!

おそらく、まだ情報が浸透していないと思いますので、

本ブログで情報を取っていただければ幸いです。

それでは、いってみましょう!

 

該当企業は遠東石塚グリーンペット株式会社

早速ですが、遠東新世紀と石塚硝子から弊社関西工場に関するプレスリリースがありました。

下記が内容となります。

・遠東新世紀からのリリース

http://www.fenc.com/news/news_detail.aspx?lang=en&id=5374

(内容表記が英語のため、簡易的に翻訳いたしました)

■翻訳内容

【タイトル】

FENCは日本関西地区に新しいリサイクルPETプラントを投資する計画があります。

【本文】※直訳のため、強めの言い方もありますが、ご了承ください。

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遠東新世紀株式会社(以下「FENC」または「当社」)の

子会社である極東石塚グリーンPET株式会社(以下「FIGP」)は

5月6日、兵庫県姫路市にて年間生産能力10万トンのリサイクルPETプラント設立を計画。

この拡大は、持続可能な開発の世界的な傾向、ならびにブランド顧客のグリーンコミットメントと

目標達成のためのスケジュールに沿ったものです。

また、日本のリサイクルペット市場における当社のリーダー的地位を確固たるものにするでしょう。

2012年、FENCと石塚硝子株式会社は関東地方の茨城県に合弁会社FIGPを設立しました。

最初のリサイクルPET生産ラインは、2014年に商業運転を開始し、

新しく完成した2番目の生産ラインとともに、2021年に年間総生産能力9万トンに達しました。

FIGPは現在、食品グレードのパッケージと

繊維用途を提供する日本最大のリサイクルPET生産者です。

今日の時点で、FENCはリサイクルPETの世界第2位の生産者であり、

容量の点で第3位のPET樹脂です。

1988年以来、当社は台湾、日本、米国の生産拠点で環境に

やさしい生産とさまざまなグリーン製品の開発に取り組んできました。

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規模と計画時期について

姫路工場について、

遠東石塚グリーンペット㈱(台湾の遠東新世紀グループと石塚化学株式会社が共同出資)が

リサイクルPET工場を敷地内に建設する予定。

さらに、同工場に石塚化学株式会社の子会社である、

日本パリソン㈱の工場建設も検討しており、循環経済を押し進めているようです。

【今後の日程】

遠東石塚グリーンペット㈱が同工場に建設予定のリサイクルPET工場の稼働時期は

2023 年4月の予定です。

 

日本のPETボトルが足りない??

ここからは、現実的に起こりうることを予測していきます。

まず、日本のPETボトルの供給量とリサイクル工場の需要供給バランスが崩れます。

端的に、リサイクル工場キャパ>PETボトル供給量の図式になるからです。

結果、今回の協会入札の内容からみると、

東側と西側での価格差が発生していた部分もありましたが、

東西ともに相場は上昇していくことが考えられます。

いずれにせよ、原料不足に伴う競争が始まることと、

無印良品が実施したPET→アルミ缶の動きなど、

各企業の戦略の全体の動きを見ていかなければいけませんね。。。

また、バージンに依存しない価格設定が発生する可能性もゼロではないと思います。

SDGs関連踏まえた、リサイクル品だからこその付加価値という

ブランドが発生する流れがあります。

各社

サーキュラーエコノミーおよびサステナブルの要素を自社のストーリーに付け加えることで、

付加価値の提供をアピールしてくることになります。

もちろん、パートナーも絶対に必要ですが。

現時点でバージンが少しずつ落ち着きを見せ始めています。

バージン価格に依存しない、設定をする場合、各社の理念やリソースを明確にして

武器にすることが必要不可欠となると思います。

SDGsはその指標(ツール)としての役割は大きいですので、

環境に配慮している現時点の企業活動にもう一歩踏み出した

経営や企業運営が必要になりそうですね。

それでは、いってらっしゃい!!

 

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