シンプルなのに効果絶大! 既存商品・サービスを進化させる発想のヒント
はじめに
「新しい商品やサービスを開発したいけど、なかなか良いアイデアが浮かばない…」
「既存の商品・サービスをより魅力的にしたいけど、どうすれば良いか分からない…」
そんな悩みをお持ちのあなたに、今日は発想のヒントとなる「四則演算」を使った発想術をご紹介します。
四則演算とは、足し算、引き算、掛け算、割り算のこと。
小学生の頃に習った基本的な計算ですが、この四則演算をビジネスに応用することで、
今まで思いつかなかった斬新なアイデアを生み出すことができるのです。
今日は、その中でも特に基本となる
「足し算」と「引き算」の考え方について解説していきます。
1. 足し算で発想する – プラスαで価値を高める
足し算とは、既存の商品・サービスに何かを加えることで、より魅力的なものにする発想です。
- 特典やプレゼント: 商品・サービスを購入してくれた顧客への特典やプレゼントを追加することで、
購買意欲を高めることができます。
- 機能やメリットの追加: 既存の機能やメリットに加えて、
新たな機能やメリットを追加することで、顧客満足度を高めることができます。
- 抱き合わせ販売: 複数の商品・サービスを組み合わせることで、
よりお得なセット販売を実現することができます。
2. 引き算で発想する – 不要なものを削ぎ落とし、本質を見つける
引き算とは、既存の商品・サービスから不要なものを削ぎ落とし、
顧客にとって本当に必要な機能や価値に集中する発想です。
- ティファールポット: 保温機能やタイマー機能など、不要な機能をすべて省き、
お湯を沸かすという一点に絞り込んだことで、シンプルで使いやすいポットとして人気を獲得しました。
3. must機能とnice to have機能 – 顧客にとって本当に必要な機能とは?
商品・サービスには、顧客にとって「なくてはならない機能」と「あったら嬉しい機能」があります。
- must機能: 顧客が商品やサービスを選ぶ上で、絶対に必要な機能
- nice to have機能: 顧客にとって便利ではあるものの、なくても困らない機能
顧客にとって本当に必要なmust機能に焦点を当て、
nice to have機能は思い切って削ぎ落とすことで、商品・サービスの価値を高めることができます。
4. テレビを例に考える – 引き算思考で進化の可能性
テレビは、近年、様々な機能が搭載されています。
しかし、多くのユーザーは、テレビの機能をすべて使いこなせていません。
テレビの機能を絞り込み、顧客にとって本当に必要な機能、例えば、
に特化することで、顧客満足度を高め、新たなニーズを生み出すことができるかもしれません。
5. まとめ – 四則演算で発想力を磨こう
足し算と引き算というシンプルな発想を、商品・サービス開発に応用することで、
新たなアイデアを生み出すことができます。
顧客のニーズを理解し、本当に必要な機能や価値を提供することで、
顧客の心を掴む商品・サービスを開発できるでしょう。
次回は、四則演算の発想術の続きとして、「掛け算」と「割り算」の考え方について解説していきます。