コンサルティング SDGsゴール4番の考えは組織も強くする! 2021.03.01 いらっしゃいませ! 昨年に一般社団法人からSDGsビジネスマスターの認証をいただいてから、 ほぼ毎日SDGsに関する本や記事を読んでいるこの頃です。(ほぼ朝活ですが・・・) さて、本日は教育に関する内容をお伝えしようと思います。 日本での教育について、皆さんはどのように感じていらっしゃいますか? 世界から見ると日本の教育を受けているということに関しては高いと考えています。 (もちろん教育について賛否両論はあるかもしれません) しかし、世界に目を向けると、日本では感じることのできない課題などが見つかります。 そこで、SDGsのゴール4番「質の高い教育をみんなに」を知っていただき、 さらには子供たちへの教育だけでなく組織強化にも役立つ内容を ピックアップしてお伝えしていきます! それでは、行ってみましょう! 世界の教育状況について まずは、SDGsゴール4番についておさらいしてみましょう! SDGsゴール4番 「質の高い教育をみんなに」 全ての人々に包括的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。 2017年のデータでは、6~15歳に達した世界の子どものうち1億2300万人が学校に通えていません。 また15歳以上で読み書きができない人は世界中で7億人以上います。(3分の2が女性) しかし、開発途上国の方が学校に通うだけで終わりではありません。 先進地域に住む人も含めて、すべての人が高い能力を習得したり、 働き甲斐のある職業につながる技術を身に着ける機会を得ることが持続可能な教育に繋がり、 社会貢献につながるとしています。 教育に関する考え方 何故、教育に格差が発生しているのか? いや、発生に追い込んでしまっているのかといったほうが良いのかもしれません。 理由の一つに、 先進国と開発途上国において子どもへの教育に対する価値観の違いがあります。 先進国(中間層)は教育を投資として捉えており、自発的に教育の機会に触れることができる 環境であると考えることができます。 結果、教育により働き甲斐のある職業についたり、能力を伸ばす環境があるといえる。 対して、開発途上国では教育以前に「明日を生きる」ために 子どもを労働者として捉える環境にあります。また、学校が近くにあっても、 教師の不足であったり平和でなければ教育も満足に受けることができません。 事実、紛争により約5000万人が教育機会を失っています。 持続可能な教育達成における重要な能力 さて、教育という大きな概念ではありますが、 2018年にUNESCOから「持続可能な開発のための教育における重要な能力」 として、7つのコンピテンシー(成果を生む好ましい行動特性)を挙げていますので、 ご紹介いたします!!(解説は分かりやすくしたつもりです) 参照:UNESCO「Learning to transform the key wolrdより 個人が活躍する場でも大変重要な考えですので、 少しでも覚えていただければ幸いです!! ①システム思考ができるチカラ ■出来事が発生する背景にあるパターンを生み出している構造に目を向けて 関連性を把握するチカラ。異なる領域や規模を結び付けることができる。 ②予測する思考ができるチカラ ■望ましい未来のために行動するチカラ。危機に対して予防策を打ち出し、 リスクや変化に適応していく。 ➂規範に向き合うチカラ ■様々な利害関係が衝突する状況の中で、各自の行動の根っこにある考えや価値観を 大切にしながら交渉を続けるチカラ ④戦略的思考ができるチカラ ■自身の活動範囲を超えて革新的な行動を仲間と共に作り出していくチカラ ⑤批判的思考ができるチカラ ■自身、他社に対する「当たり前」に疑問を抱き、質問を作り出していくチカラ ⑥自己認識を深め続けるチカラ ■自身の役割を振り返り、自分の気持ちや願いと向き合うチカラ ⑦問題解決の枠組みを統合して解決するチカラ ■上記6つの力を統合していくような存続可能で包括的かつ公正な解決の選択肢を開発するチカラ いかがでしたでしょうか。 これら7つの力はどのような関係にあるかこの機会に考えていただきたいですね。 一つ一つが独立しているのか?それとも何かしらの関係があるのか? 各自が考えること、そして使いこなすことができたら、 今とは別の世界が見えるようになるのかもしれません!! それでは、いってらっしゃい! Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 青山力大コンサルティング質の高い教育をみんなに, システム思考, 自己認識力, 戦略的思考, SDGs ESGについて、知らないとまずいかもしれません・・・ 落ち込むときこそ、最強の口癖を使おう