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SDGs基礎編 講座②

いらっしゃいませ!

本日は、ようやくSDGs基礎編講座②を実施することができます。

最近、私はSDGsのビジネスプランを考えています。

現在受講している講座の課題ということもあるのですが、

考えれば考えるほど「面白い」と思えるようになってきました。

現在全9回の講座のうち、6回までが終了しています。

最終プレゼンの準備も踏まえ休日に動くのは中々ハードではありますが、

最後までやり切ります!!

さて、今回は基礎編②ということですが、前回の基礎編①をご覧になったほうが

内容理解も深まると思いますので、ぜひご覧ください。

SDGs基礎編 講座①

それでは、第2回いってみましょう!

SDGsを実施するメリットはどこにある?

まずは、SDGsを企業もしくは個人が実施するとどのようなメリットがあるか。

1.企業ブランドの向上

SDGsは社会貢献の色合いが強く、企業のブランドイメージ向上に役立ちます。

それによって、次のような効果が期待できます。

■新たな人材の採用がしやすい

■共通の目標を持つことによって社内に一体感が生まれ、社員のモチベーション向上につながる

■社会貢献意欲の高い、優良な顧客の共感を得ることによって、売上アップにつながる

■製品や商品に付加価値が生まれ、価格競争を回避しやすい 

■取引先からの信頼が高まり、良好な関係を築くことができる

2.グローバルな活躍を支援

■SDGsは国連が採択した目標で、世界にも通用します。

■SDGsに取り組む企業は国際的にも高く評価され、

■中小企業の海外進出に大いに役立ちます。

3.SDGsの今後の動き

■SDGsをテーマにした投資信託が登場しているのをはじめ、

最近では、一部の金融機関でSDGsに取り組んでいることを条件に

融資の金利を優遇するなどの動きも出ています。

いずれは官公庁への入札や企業間取引における判断材料としても

SDGsへの取り組みが重視されるなど、商取引に直接影響してくることも予想されます。

 

つまり、極端に言うとこれからは、SDGsの逆を行くような事業活動をしていること、

それを広く知られることも、大きなリスクになっていくでしょう。

例えば、

「ほかの店はみんな紙製に切り替えたのに、

あの店はいつまでもプラスチックのストローを使っている」

といううわさが広がれば、ネガティブな目で見られます。

(プラスチックを悪とせずしっかりと循環させている証明ができれば

プラスチックとの共存もできます!)

裏を返せば、SDGsに沿った事業活動をしている企業は、

「使い捨てのプラスチックは使っていません」などと正しくアピールすることで、

企業の価値を向上させられるということですね。

SDGsとは、リスクをチャンスに変えるキーワードです。

従業員の襟元に17色のバッジをつけさせている企業は、

そのことに気づいて、SDGsへの取り組みを積極的にアピールしているわけですね。

SDGsウォッシュの企業もあるようですが・・・

SDGs達成に向けたステップ

前回の基礎編でも記載している「バックキャスト」の考え方が重要になってきます。

そちらも踏まえた上で、企業がどのようなステップを踏んでいくことが必要であるか

考えていきます。

【SDGsコンパス】※企業がSDGs達成をするための指針

ここでは、まずはステップの概要のみお伝えします。

■ステップ1

・SDGsの17のゴールと自社活動との結びつきを整理する

「自社のリソースを考えて結び付けよう!」

■ステップ2

・自社にとって、SDGsにとってどこの活動が必要か優先順位の見直しをする

「すべてを同時に実施するのではなく、何が企業価値を高めるのかを判断しよう!」

■ステップ3

・自社のリソースを踏まえ、どこまで踏み込むのかを決める

「他社とパートナーシップを結ぶことで、自社の役割を明確にし

協業者に任せるところは任せよう!」

■ステップ4

・自社だけでなく、パートナー企業へのSDGsポリシーを浸透させる

「一気に広げてると、従業員もついていけなくなる!自社の活動を理解してもらうよう

何故、自社がSDGs活動をするのかを考えよう!」

■ステップ5

・社会との対話を繰り返し、社会からフィードバックを受ける

「自分ではよいと思った施策でも、別の目線から見るとトレードオフが

発生しているかもしれない!変化を恐れず定期的にフィードバックを受けて、

目標達成に一歩踏み出していきましょう」

 

何でもかんでもSDGsだ!!と取り組んでしまうと、SDGsウォッシュに変化してしまいます。

※「SDGsウォッシュ」とは30年ほど前から海外で流行した

「グリーンウォッシュ」から連想された言葉で、あえて訳すと

「SDGsに真剣に取り組んでいないのに、取り組んでいるフリをすること」

「うわべだけのSDGs」という意味となります。

次回予告

いかがでしたでしょうか。

まだまだ基礎編ということで、

言葉の定義や考え方についてお伝えいたしました。

実際にSDGsに取り組む企業の紹介やどのようにSDGsを生み出していくか、

別の機会にお伝えできればと思います!

次回は「7月の廃プラ輸出統計」についてお伝えいたします。

それでは、いってらっしゃい!

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