情報共有 【どうなる?】韓国輸入規制告示!PART3 2020.05.25 いらっしゃいませ! さて、今回はPART3ということで、ご紹介をいたします。 先日、韓国環境省から告示の情報更新がされました。 早速見ていきましょう! 韓国環境部長官名後の官報告示 1.制定理由原油価格下落とコロナ19の影響で、国内廃プラスチック積載量が増加し、 リサイクルマーケットの不安定性が大きくなっているので 、 国内発生の廃プラスチックのリサイクルを促進しようと積載量が多い一部の材料の 廃プラスチックの輸入を制限する。 2. 主な内容 1) 国内の廃棄物のリサイクルのため、輸入が禁止される品目を定める (案)第 2条廃合成高分子化合物の中で廃PET、廃PP、廃PE、廃PS輸入を禁止する。) 2)(案) 第2条で輸入禁止品目に指定された廃棄物の例外的条件輸入許可の根拠を用意 3. 意見提出本制定案に対して意見をお持ちの個人や団体は、2020年 6月10日までに、次の事項を記載した意見書を 環境部資源循環政策課へ提出して頂くともに他の詳細は、 環境省のホームページ( 法令 、政策立法 、行政予告 )を参照してください。 以上の 内容 が発表された訳ですが、 2)(案) 第2条で輸入禁止品目に指定された廃棄物の例外的条件輸入許可の根拠を用意 が明確ではなく、この状況を摑むことにより、詳細な輸入規制の品目確認が可能と予想されます。 6月10日までの公募をするとということは結局それ以降に結果が出てくるわけで、 ある意味では、前回の3週間の規制が解かれたあと、6月10日までに韓国に輸出できてしまうのではないでしょうか。 邪推な見方かもしれませんが、穴が多い気がして結局は法の隙をつける状態になってしまう気がしています。 今回の件についての所感(ロコモーティブ目線) そもそも、仮に韓国が廃プラスチックの輸入禁止にした場合、 日本にはどの程度インパクトがあるのだろう。 2018年の貿易統計をみると、 韓国の廃プラ輸入総量は16.8万トンで内6.6万トンは日本からの輸入。 その他の大きな輸入国はアメリカとフィリピン、オーストラリアなどがあげられる。 韓国国内でのプラスチック循環が可能であればそれに越したことはないが、 今止めるとなるとそもそも、なぜ各国から輸入していたのだろう? 韓国は自国で廃プラを加工して海外に輸出しているいわゆる輸出国です。 個人的には、韓国国内の原料で輸出先の国が品質なりに納得できなかった。 そのため、韓国は各国から良い原料もしくは良い組み合わせのできる原料を模索してきたのではないのか。 今回のコロナウイルスに伴う在庫過多から始まった、韓国の輸入規制は疑問が残ることが多い。 もう少し先になれば、少しずつ、現状より状況が明確になってくるとは思うが、各国の廃棄物の滞留は待ってくれない。 余談ですが、先日栃木のゴルフ場に20トンほどのゴミが不法投棄されていました。 同様の案件は間違いなく国内外で発生する。そうならないためにも、今後の対策が必要だ。 人間が存在する限り廃棄物は存在する。 各国で政府が方針を立てるのであれば、早急に立ててほしい。ある程度、民間企業に託せるところは託してほしいと思いますが。 今回の件については、 昨日時点で判断できる内容をまとめて掲載いたしました。 皆様の今後に役立つ情報となれば幸いです。 それでは、いってらっしゃい! Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 青山力大情報共有, コンサルティング廃プラスチック, 輸入禁止, EU, PP, PE, PS, 輸入規制, PET, 韓国, ESG投資, SDGs, アメリカ, リサイクル 【どうなる?】韓国輸入規制告示!PART2 事業系一般処理業界の現在