ゴミ収集が悪者?
住んでる地域の回収ルールを確認しよう!
回収されたゴミはどのように処理される?
さて、前置きが長くなりましたが、
ゴミの分別ができていない場合、ゴミ収集業者の手間やコストはご理解いただいたと思います。
それでは、リサイクル工場など循環経済に携わる方々や最終処分はどのような状況なのか。
解説していきます。
■リサイクル工場について
弊社にも皆さんにもなじみ深いPETボトルで考えていきましょう。
PETボトルには大きく3つ(本体:キャップ:ラベル)に分別が必要となります。
細かい話は割愛しますが、PETボトルも分別処理しないといけません。
食材で例えると肉と野菜と魚を同じ袋に保存している状態なのです。
さらに自動販売機などにおいてあるゴミ箱にはたばこの吸い殻や、
飲み残しなどの異物が混入しています。
それらを回収しリサイクル工場に回したとして、新たな資源に再生できるでしょうか?
確かに、技術進歩で分別機械など各工場で活躍していますが、
異物が多ければ質は下がりますし、処理工程で発生するゴミは最終処分で焼却や埋め立てされます。
PETボトルだけでなく、各市町村のルールに従い、自分が捨てるモノについても
考えて行動できれば良いですね。
■最終処分場について
実は、最終処分場については様々な要件があり、ここでは正直記載しきれません・・・
なので、結論部分を抜粋させていただきます。
・最終処分場の残余容量は、平成30年4月1日現在で、約15,925万立方メートルです。
平成28年度の最終処分量及び平成30年4月1日現在の最終処分場の残存容量から
最終処分場の残余年数を推計すると、全国では16.4年です。
※不法投棄の新規判明件数は、ピーク時の平成10年代前半に比べ、
大幅に減少しており、一定の成果が見られます。
一方で、平成30年度でいまだに年間155件、総量15.7万トン
(5,000トン以上の大規模事案4件、計13.1万トン含む。)
もの悪質な不法投棄が新規に発覚し、後を絶たない状況にあります。
(公共財団法人JWセンターより抜粋)
いずれにせよ、最終処分場の寿命は約16年という数字、
そしてどうしても最終処分場にて処理しなければならないということもあります。
と考えるのであれば、個人間でもゴミ処理分別等の理解を深めていけば、
最終処分場の寿命を延ばすこともできるのではないでしょうか。
今回は、特に構想して記事を書いている訳ではないですが、
少しでも皆様に伝わればと思い急遽予定変更をさせていただきました。
それでは、いってらっしゃい!