ラーニングアジリティを習得しよう!
いらっしゃいませ!
前回はVUCAについて、学んでいきましたが
その中で、
スキルアップデートするには、意欲的に高い意識で学び続けることが
重要であるとお伝えしていきました!
前回のブログと合わせて、ご覧いただいたほうが
より必要性が深まると思いますので、ぜひご覧ください!
本日は、その課題を解決するための手法をご紹介していきます。
ラーニングアジリティという手法を使っていくのですが、
端的に言うと、自ら目標を設定し、新たな学びにチャレンジできるかどうか
そして、意欲的に学び続けることでスキルをアップデートしていく手法です。
この能力はこれからの時代に必要なスキルとされており、
私も実践している手法ですが、潜在的に意識はしていても、
言語化や要約していることが少なかったので、
本記事で皆様にご紹介できればと思います。
もしかすると、皆さん無意識に実践されているかもしれませんが、
改めて、見直し言語化することにより理解を深めていただければ幸いです。
それではいってみましょう!!
ラーニングアジリティを身につけスキルを磨こう
企業に限らず個人としても、
これからどのようにスキルアップデートに取り組んでいけばいいのか。
参考として、Degreed社が提唱する「従業員をアップスキリングする7つのステップ」について、
解説していこうと思います。
従業員をスキルアップデートする7つのステップ
Step 1 | 未来のスキルを特定する |
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Step 2 | スキルを測定する |
Step 3 | アップスキリングの目標設定 |
Step 4 | 学習をスキルにマッピング |
Step 5 | アップスキリングの進捗を測定 |
Step 6 | スキルをオポチュニティにつなげる |
Step 7 | 成功結果を伝える |
※今回は対象者を企業として扱いますが、ぜひ個人の目線でもご活用ください。
まず、前提として企業は継続的に従業員のスキルアップデートを行う必要があります。
そしてスキルアップデートは、あらゆる種類の学習に投資し、
自身の必要としているスキルと実際に必要となるスキルを特定して、解消し、
従業員の雇用、そして企業の存続を守ることを意味しています。
今回7つのステップを一気にご紹介していきます。
少し長くなりますが、最後までお付き合いください。
Step1 未来のスキルを特定する
まず大事なのは、今後どのようにビジネスを展開していくのか、企業の方針を明確にする。
そのうえで社員に必要なスキルを定義していくことが重要です。
ここは2つのポイントがあります。
①どれもこれもと欲張らずに、2~3個くらいのスキルに集中することです。
②VUCA時代は変化の中になります。長期的な視野ではなくて
1~3年くらいのスパンで設定していくことがおススメです。
逆に言うと1~3年くらいしか、既存のスキルは通用しないということですが、
必要なスキルを特定し過去に習得したスキルと組み合わせてアップデートしていくことが
目的の一つと言えます。
Step2 スキルを測定する
現在、社員たちが持っているスキルを測定していきましょう。
ポイントはステップ1で特定したスキルや、現在の業務に関係するものだけでなく、
社員が持っているあらゆるスキルを洗い出します。(直接的な業務に関係なくてもOK)
社員は担当業務において必要とされるスキル以外も使っているはずです。
自己申告をベースにしつつ、客観的にも捉え、多面的な評価を社員同士で実践するのも
良いと思います。市販のツールにも360度経営なるツール等もありますので、
有効活用できるかもしれません。
Step3 スキルアップデートの目標設定
スキルを測定できたら、社員ごとに目標を設定していきます。
必要なスキルを特定したからといって、それを社員に無理やり押し付けるのはNGです。
会社が目指す目標と、個人の目標をうまく調整し、リンクさせることが重要です。
就職活動等でも自己分析等、自身を棚卸しする機会があると思いますが、
私は社会人になっても自己分析は必須と考えています。
事実、無意識で実践していたことや実践しようとしていたことを、
自身で言語化することによって、むやみやたらに走ることが少なくなり、
最短距離での目標達成に向かうことができるからです。
Step4 学習をスキルにマッピング
一人ひとりの目標とスキルレベルに合わせて、学びの場を整備することです。
スキルはすぐに身につくわけではありません。
繰り返し学び、最新のスキルにアップデートし
ていく工夫が必要です。
単純な例ですが、スキルアップデートするには「失敗を失敗と思わない」ことが重要です。
例えばですが、知識を詰め込むようなインプット目的の研修よりも、
失敗してでも自身の言葉などで、アウトプットを目的にした学習の機会のほうが
実践でも有用にスキルを活用できるはずです。
Step5 アップスキリングの進捗を測定
実施した学びについて、そのスキルが本当に身に付いたかどうか、
成果を確認していきましょう。
ステップ2で使った測定ツールで定期的に測定することで、
社内全体のモチベーションや社内雰囲気を向上させることにも効果があります。
社員全体の中の自分の進捗が把握できることで、取り組む姿勢が変わっていきます。
社員の中には、そのモチベーションやライバル関係を懸念する人もいるかもしれません。
その際、社員を見捨ててはいけません!!
日ごろの業務上の関係も含めて小さなコミュニケーションを積み重ねていくことが、
そのような社員を発生させない一つの手法でもあると思います。
Step6 スキルを業務機会につなげる
マネジメント側は部下が学んだスキルを、実務に生かせる場を用意しましょう。
学んだスキルは実務で生かさなければ本当の意味で身に付きません。
例えば、コミュニケーションスキルの知識を学ぶにしても、
漫然と教材に目を通すのと、
実際にオンライン会議で活用することを視野に入れて学ぶのでは、身に付き方も異なります。
インプットとアウトプットの話の優先順位の話が良く出ますが、
私は優先順位はないものと考えています。(鶏と卵のような議論かと・・・)
アウトプットするには、インプットが必要ですし逆もまた必要です。
ここで、必要なことはインプットしたことを即実行(アウトプット)する場を設けたり、
アウトプットで失敗したとしても、それらを受入れより良くなるような、
フィードバックを適切に与えることです。(上から目線ではなく、同じ目線に立ちましょう)
人によって習熟度が違いますし、要領も異なります。否定から入るのではなく、
他の人の成功事例等を踏まえ、相手に伝わるフィードバックをしていきましょう!
Step7 成功結果を伝える
実践したアップスキリングの成果は、社内はもちろん、社外にも発信することが重要です。
社外からの信頼につながるとともに、人事部の採用活動への効果も期待できます。
求職者にとって、自分がこの会社に入ったらどのように成長していけるのか
イメージしやすくなります。実績をしっかりと伝えることができるということです。
自身の成果を人に伝えることが、結果として自身そして相手にも良い循環をもたらすことに
繋がっていきます。
以上がこの7つのステップが、基本的なスキルアップデートの道のりです。
ステップを進めていくうちに、当初設定したスキルとは違うスキルと出会うこともあります。
これもスキルアップデートの重要なポイントになります。
一つのスキルを学ぶうちに、好奇心から新しいスキルに出会うこともあれば、
目標とする人が学んでいるスキルに関心が高まることもあります。
繰り返し学びながら、ぜひスキルの幅を広げていきましょう。
いかがでしたでしょうか。
自身の中で想像してみてください。
仕事でもプライベートでも、
自身のスキルをアップデートすることがどのような成果をもたらすか・・・
その先にはきっとワクワクするような好奇心が継続して芽生えてくるはずです。
VUCA時代とは言われていますが、時代を動かすのは我々人間です。
更にはようやく個性を受入れる社会構造になってきています。
考え方次第では、VUCA時代を糧にして自身の更なる成長にも結び付くのではないでしょうか。
私、個人的にもこの記事を書いていて、モチベーションが上がっています。
この記事が皆様にとっても、成長の基盤になれれば幸いです。
それでは、いってらっしゃい!!