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日本企業のリスク投資は正しい?

いらっしゃいませ!

11月17日から19日まで、自己研鑽のために合宿(勉強会)をしてきました!

写真などもあるので、後日ご紹介していきたいと思います。

さて、本日は「リスク:危機管理」について、日本文化を例に考えていきたいと思います。

過去の日本企業は世界的に見ても、失敗しないことが評価されるとされており、

失敗やミスに対する許容度が低いといわれてきています。

今回は、そのような日本企業をどのように変化させていくか考えていきたいと思います。

それでは、いってみましょう!

「リスクのある選択」と「ミスをする」は異なる

少し昔を思い出してみましょう。

学校のテストでもミスしないで点数を上げることが重要視されていましたね。

平均得点が出るなどして、平均より低いとある意味進学にも影響し

歩みべき道が限定化されてしまう。

会社の評価でもプロジェクトなどが失敗に終わらないこと、ミスのないことが

評価される。

もちろんミスしないことは安全面にも繋がるので、必須だと思います。

しかし、ここで考えていきたいのは、

ミスを恐れすぎたうえでリスクのあるチャレンジや投資(自己投資含む)を、

抑制する方向に思考が働いてしまうことです。

■ミスをすることは単純にその場での判断基準である。

■「リスクのある選択」はうまくいかない可能性があると事前に認識しながら、その選択をしている

事後的に両方を踏まえて考えると、例えばあるプロジェクトが失敗した場合、

失敗の可能性を踏まえた選択であったか、実働過程における判断ミスだったのかの判別が難しい。

つまり、「リスクを恐れずチャレンジしなさい」と号令が出ても、失敗した場合は左遷される・・・

というよくわからない結果につながってしまう。

大胆なチャレンジといっても、「失敗せずに実現しましょう」必要性が出てきてしまう。

事後的な失敗やミスを許容する企業への変化

失敗したら左遷されるなどの人事対応が控えている状態では、

リスクを取るという本質的なイノベーションを起こせないことは想像できるでしょう。

結果主義と言えば、その通りなのですが経営を考えると、

「企業体制を変えていく必要があるかもしれない」とまずは気づくことが重要です。

とはいえ、このように人々のマインド傾向を変えるのは簡単ではありません。

変化を起こすためには、例えば、一定の予算なりの枠を作っておくことで、

半強制的にでもリスクのある投資や選択ができるようにする。

その範囲内で行ったことの結果については失敗の是非を問わないという

ちょっとした荒療治も必要だと思います。

さらに、人事評価にもリスクに対してここまでできた、

ここができなかったなどの人事考課項目を加えてもよいかもしれない。

結果的に企業で働く従業委員に能力を最大限発揮してもらうことが、

人事の大きな役割だと考えています。

いかがでしたでしょうか。

この記事が少しでも皆様の役に立てればと思います。

コロナの感染者増えてきていますね。いわゆる第3波なのでしょうが、

私たちの業界はインフラに根差しており、我々の経済活動を止めるわけにはいきません。

今後、再度消費行動が抑えられてしまう可能性もありますが、

今だからこそできることを、考えていきましょう!

それではいってらっしゃい!

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