表を見ていただくと、昨年同時期に比べは輸出の数量が減っています。
※前月2月と比べると輸出数量は増えている。(PETフレークに関しては50%増)
以前、発信しましたブログに韓国の輸入規制について掲載いたしました。
韓国は5月19日頃から輸入規制を実施しているため、5月~6月あたりの輸出統計では、
韓国以外のアジア圏向けの輸出が増えることが予測されます。
しかし、ご承知の通り各国でも工場ストップや渡航制限にて従業員確保ができない状況は続いている。
現時点で、輸出ができずに日本に資源が滞留しているのが実情と見えます。
国内では、設備投資などによる受入れを強化する企業も増えており、
結果、国内での処理需要はさらに急速に増加することが見込まれ、自国内での3Rを徹底する時代に突入するでしょう。
実は日本でSDGsの評価は先進国内でもランクが低く、後進的と見られています。
話が少しそれました・・・
統計に戻りますと、ベトナムへの輸出が増加している印象があります。
おそらく、新型コロナウイルスの抑制にいち早く動き、経済活動に他国ほど大きな影響が少ないためだろう。
また、マレーシアに目を向けると予測が立てにくいというのが、正直なところです。
中国との関連が強いマレーシアでは、中国人がマレーシアで多く仕事をしているが
渡航制限などにより、工場に人が足りていない状況。
マレーシアは5月初旬時点で、約6200名の感染者、約100人の死者とされている。
マレーシア首相は3月18日に活動制限令を5月12日までに延長するとしていたが、
5月1日に突然、4日から限定的解除となった。
日本の緊急事態宣言解除の前倒しのようなことが、各種途上国でも発生しているということだが、
やはり、すぐには元の生活、経済活動に戻れないというところが実情なのだろう。
日本からの廃プラスチックの輸出はさらに厳しくなる見込みです。
原料を輸出できる状況までしっかり加工する、日本の技術や精神がここで発揮されることを、願いたい。
いかがでしょうか。
今後、石油が少しずつ価格上昇をはじめ、
おそらく8月ころには単価的に少し落ち着きを取り戻すのではないでしょうか。
しかし、秋~冬に懸念されている第2波が発生する可能性を踏まえると、
8月の落ち着きはフェイントで10月以降、協会価格の判断が難しい。
毎日変化する状況を踏まえて、常に可能性を探っていき「関連付けて」予測していくことが、
生き残る秘訣にもなりそうです。
それでは、いってらっしゃい!