プラスチック資源循環促進法案??
PET競争激化による淘汰?
大手飲料メーカーは、飲料ボトルを再生PETに転換する宣言をしているのは
皆様もご存じのとおりです。
飲料メーカーと市町村が直接組んでPET容器を回収して
リサイクルのルートに乗せる動きも出ている。
広島県にはエフピコというトレー自主回収とリサイクルの実績を重ねてきた。
全国でもトレー回収を手掛けていたり、ボトル回収して原料にしている
大手容器メーカーです。
今までエフピコが独自に地元スーパー等と組んで構築してきた回収システムが
冒頭のプラスチック新法によって注目されています。
この新法は既存のリサイクルルートを活かすためにサポートしている
ことがうかがえます。(国が企業ごとに独自での回収を後押ししている?)
ちなみに、中国四国地方にはPETボトルを回収してBtoBに戻す工場は現状ありません。
隣接する関西地域には今年に入ってマンモス工場が稼働することもあり、
中国四国エリアのボトルの取りあいは必須となり、エフピコ社にも影響が出てくる。
すでに、兵庫県姫路には遠東石塚グリーンペット株式会社の新設工場が予定(2023年4月)
年間、10万トンの再生PET処理生産能力を持ちますね。
URSハリマは兵庫県高砂市でBtoBリサイクル工場を建設。年間5万トン収集し4万トンの生産。
こちらは今年の夏に試運転予定ですね。
いくつかご覧いただきましたが、三重県の協栄、J&T環境の西日本PETボトルMRセンターも
2021年の冬に稼働予定となっています。(セブン&アイの資本参加もありましたね)
前回のブログでも、事業系一般廃棄物の発生量が3割減のこともあり、
PETの搬入量も減っていることが予測できますので、国内のPETベール争奪となります。
残念ながら、上記マンモス工場はBtoB向けなので、
繊維やシートにベール単価が影響しにくいことも挙げられます・・・
いかがでしょうか。
タイトルの通り、BtoB大手参入による淘汰が始まってきています。
既存の顧客を守ることが必須と考えています。
皆さんの会社はどう行動しますか??
それではいってらっしゃい!