幸福な人生をあきらめる人が増えているPART2
いらっしゃいませ!
本日は、前回からのPART2をお伝えしていきます。
前回の記事をご覧になっていただいたほうが、
より分かりやすいと思いますので、よろしければ、下記リンクをご参照ください。
PART2ではミッドライフ・クライシスに陥ってしまう要因とその解決策を
ご紹介していきたいと思います。
少し、重苦しい話にもなってしまいます。
しかし、この話を知っているのと知らないのでは、大きな差が出てくると考えています。
どの世代においても「苦しい状況を経験する」ことは、可能な限り避けたいでしょうし、
仮にそのような状況になったとしても、少しでもミッドライフ・クライシスに関する知識があれば、
大きなダメージを追うことはないかもしれません。
ぜひ、最後までご覧いただければ幸いです。
それでは、いってみましょう!!
今のままだと50代~60代でも、不安は続いてしまうのか?
40~50代の年齢になると、社会的経験や知識や技能が蓄積されていくと思います。
もちろん、知識や技能が優れているのは誇るべきことですし、
それらを伸ばすことで得られる幸福も大事です。
しかし、あくまでも全てにおいて、一面にすぎず、
非常に環境依存的、一時的な単発のものです。
知識や技能が切り分けて褒められるのは、
「お金をたくさん持っていていいですね」
と言われるのと同じようなものといえるのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、その人の一部を切り取って判断をしているということです。
いかに知識や技能の蓄積が高く、
会社員としての評価を得て、出世したとしてもそれはあくまで会社の中のルールであり、
定年退職等した場合は一気にコミュニティーから離れ、
それらの実績ははぎとられてしまいます。
(転職等のキャリア形成はまたべつであるが、同様にルールの中に身を置くことになる)
生活をする上で、ルールの中にいることは必要ですが、
縛られ過ぎて自身を見失うことも多々実在することは確かです。
私にはまだ経験はありませんが、
ミッドライフ・クライシスに限らず、人生の後半に差しかかってくるにつれて、
「人生における、技能や職業以外の喜びや生きがいは何か?」という
問いが生まれてくるのではないでしょうか。
仮に趣味など職業以外の生きがいを持つこともなく、仕事から切り離されたとき、
「自分には仕事以外に喜びや生きがいを見出せるものが何もない」
と気づくこともあるのではないでしょうか。
そうなった後に、「ゆたかさ」を一から見つけていくのはハードルが高そうです。
「仕事=幸せ」の人生期間があることは、
とても素晴らしいことで、現時点の私もそのような状況であると思います。
しかし、一生を「仕事=幸せ」と捉える人こそ、ミッドライフ・クライシスに陥りやすいそうです。
そこには、不公平な条件によって損をさせられがちな人だけでなく、
会社や社会のルールを利用して、良い経験をした人にとっても訪れることと思います。
幸せは自分の素直さに従うこと?
自己成長を含めて、様々に経験し社会のルールに従い、人から評価をされてきた人財であっても
ミッドライフ・クライシスや定年退職後の虚無感に襲われないためには、
どのように考えたらよいのであろうか。
一つの答えとして、
「会社や社会が『是』とする価値観は、あくまでも他人の都合で考えたものであり、
自分を本当に幸せにしてくれるとは限らない」ということに気づくことではないでしょうか。
それらが本当に自分にフィットしているのか、どこかのタイミングでしっかりと検証し、
「合わない」「不快だ」「必要がない」と感じたルールや関係性にはNOをつきつけ、
自分のルールに基づいて生きる道を探すしかないと思っています。
おそらく、中年期の方などミッドライフ・クライシスに陥る80%の方は、
やはり、他人(会社や社会、親、身近な他人など)の価値観、
ルールを脳内にフルインストールし、絶対的なものだと信じている傾向があります。
自分の周りの環境が自分の価値観を決めていくというのは良くあることだと思います。
そこで、自身の現状環境に対してNOを踏み出すことができるかが重要となり、
NOが言えないままとなると、その価値観やルールに適応できなくなり、
会社や社会や身近な他人からネガティブな判断を下されている自分のことを
「ダメ人間」「能力も魅力もない」「幸福になる価値がない」と思い込んでしまっているのです。
当然のことながら、それは大きな間違いだと思います。
彼らが考えている「幸福」は、ある一時代の社会において理想とされ、
追うべきモデルの一つとして提唱されたものにすぎず、
今、この時代を生きる自らの心にフィットし、
安らぎをもたらしてくれるものではない可能性が高いといえます。
自分も時代も共に変わっていく中で、時代だけが変わっているとなると、
ミスマッチが生まれてしまうことは当たり前です。
自分の居場所をしっかり確保しよう!!
解決に向けた対応方法はやはり、自分の居場所を自分の意識で確保することだと思います。
もちろん、人生の時間は限られています。
自分を縛っている他人のルールを断ち切り、
自分のルールに基づいて生き直すタイミングは、早いに越したことはないと思います。
今さら、他者の評価にとらわれず、自分のルールで生きろと言われても難しいという人は、
まず一度、今の人間関係を見直してみてはいかがでしょうか。
現在の人間関係を「快」か「不快」の目線で見てみましょう。
つまり、NOと言える目線で見ていくことです。
「不快」を感じるならば、それは我慢を強いる関係であり、
「不公平」を押し付けられている可能性があります。
心理的な不快だけではなく、
「動悸がする」「眠れない」「頭がいたい」「気持ちが悪い」などの身体的な症状も、
あなたが受け取っている「不快のサイン」として見逃さないことも重要です。
総じて「捨てる」ことが一つの策としてお伝えしていきましたが、
時代が変わり情報やルールなど様々な要素が交錯する中で、
人間の頭は反応しきれていない可能性もあるのではないでしょうか。
自分の居場所を作りだすことも、大変ではありますが、
負の感情に負けないよう、自分の考えをまとめてみるのも良いかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
最後は自分にとっての「不快サイン」をどのように見つけていき、
自分の心地よい居場所を自分で作り上げていくことが重要であるとお伝えしました。
人間は必ずどこかのコミュニティーに属しており、一人では生きていくことは困難です。
そのコミュニティーの中で自身が不快に感じてしまうことがあるとするならば、
「幸福」とは異なる感情になる可能性が高い。
だからと言って、
今のコミュニティーから離脱することによる孤独感等を感じることも考えられます。
各世代によって、受け止め方は異なるかもしれませんが、
今一度、ご自身の気持ちや周りの環境について棚卸しをしてみるのも良いかもしれません!!
それでは、いってらっしゃい!!