SDGsはアウトサイドインの考え方を重視せよ!
いらっしゃいませ!
まずは、、、
9月1日に容器包装リサイクルPETの速報版が出ております。
まだご覧になっていない方は下記リンクをご参照ください!
https://www.jcpra.or.jp/news/tabid/101/index.php?Itemid=1953
(詳細版は9月8日に発表予定ですので、内容を確認後、
情報共有ができればと思います!!
さて、本日の記事は「SDGsはアウトサイドイン」から攻めよ!という内容です。
本記事は、SDGsに限らず、今までの新ビジネスや顧客対応に応用できる内容と
なりますので、各企業様でも個人でも有益な考え方になるかと思います。
さて、新型コロナ禍は今後の先行きが見えず、世界経済に大きな影を落としています。
8月17日に内閣府が発表した日本の国内総生産(2020年4~6月期)は前期比年率27.8%と、
現行基準の1980年以降で最悪の落ち込みとなりました。
米国の減少率も32.9%、英国は約60%、ドイツも30%を超え、軒並み最悪の下げとなりました。
これから各国の経済はしばらく停滞が続き、企業倒産や失業も増え、
貧富の格差は拡大していくと見られます。
創業以来、最大の危機を迎えた企業も多いのではないでしょうか。
そんな時こそ「SDGsアウトサイドイン・アプローチ」を思い出し、
私含め、初心に戻っていただきたいと思います。
(コロナ時代こそ「SDGsアウトサイドイン」活かせ より一部抜粋)
それではいってみましょう!
顧客ニーズ<社会ニーズを意識せよ!
まずは、簡単に見出し内容の概要を説明いたします。
戦後、バブル、リーマンショックなど世界的にも様々な経験のある
日本ですが、コロナ発生前にもSDGsでは下記のような考え方が必須と
されていました。
つまり、一般的な企業は「顧客ニーズ」に対応しようとしますが、
顧客の後ろ側にある「社会ニーズ」に対応すれば、
同業他社が気づかないビジネスのニーズやシーズを見つけることができるということです。
マスクの製造はアウトサイドインなのか?
少し難しい問題にも触れていきたいと思います。
コロナで需要大となったマスクですが、
果たしてアウトサイドインの考え方となっているのでしょうか。
結論から申し上げますと、答えはNOでしょう。
アウトサイドインは、長期的な視野と、社会との対話が必須です。
今年や来年の売上高を作るものではなく、中長期的な戦略です。
新型コロナ禍では、多くの企業がマスクの製造に乗り出しましたが、
これはアウトサイドインとは言えません。すでに市場ニーズが顕在化していたからです。
しかし、需要が確かに伸び価格が高騰するなど、必須商材であったということは
認知された案件だとも考えることができます。
(正直マスクがデザイン化されて、オリジナリティが出てくるとは
思ってもみませんでした。需要があるかとは思っていましたが・・・)
市場ニーズが顕在化してしまうと、
多くの企業が参入し、またたく間に「レッドオーシャン化」します。
マスクの場合も、当初は高値で売れたものの、その後の価格は大きく下がり、
当初見込んでいた利益率を出せないケースが増えています。
同業他社にはまだ見えていない社会のニーズを探し出すのは容易ではないのは、
ご想像できるかと思います。
アウトサイドインを具現化するためには、自治体や大学、
NGO/NPOなどさまざまなセクターとの協働やオープンイノベーションが不可欠です。
つまり、アウトサイドインの考え方はSDGsの考え方にも、
市場開拓マーケティングでも必須の考え方になるということです。
サステナブル&デジタルトランスフォーメーションへ
現在の生活もコロナ前とは随分変わってきています。
変化があるということは、チャンスもあり衰退もあり得ますので、
これを見つけるためには、近未来を俯瞰して予測することが重要です。
それが出来る企業は生き残り、出来ない企業は残念ながら消えていく。
安易ではありますがそんなストーリーが見えてくるでしょう。
大企業なら社会ニーズを見つけられる、中小中堅企業は見つけられないということではなく、
中小企業でも、社会ニーズを見つけられる機会は必ずあると考えています。
社会ニーズをできるだけ早く察知できるか。
それを「イノベーション」(技術革新という意味ではなく)や
「トランスフォーメーション」を通じて、事業化できるか。
ダーウィンの進化論ではないですが、変化に適応した柔軟な動きが必須でしょう。
次回予告!
いかがでしたでしょう。
少しSDGsと離れた概念部分の共有になってしまいましたが、
顧客のことを考えていくことももちろん重要ですが、
そこに追加して、今後の未来に向けての社会ニーズを掘り出していくことも
マーケティングや企業の生き残りには重要な考え方であるということが、
伝われば幸いです。
次回は、、、明日の容器包装リサイクルPETの落札情報をお伝えする予定です。
過去に例のない落ち込み方をしておりますので、
下期以降の対応に多忙な方も出てくるかと思いますが、
目先の利益だけでなく、今後自身の事業がどのような社会ニーズを与えていくのかを
考えていくきっかけにもなるタイミングと思います。
それでは、いってらっしゃい!