多種多様なスキルを個別に習得しアップデート
急速なITの進化や新型コロナの世界的な感染拡大などによる世界の変化は目まぐるしく
発生しているのは感じていらっしゃる方も多いでしょう。
学生、社会人問わず、
変化に対応するために様々なキャリアやスキル習得を実践されている人も多い中で、
個人が培ってきたキャリア&スキル習得の対応年数、活用できる年数が短くなっていることも
視野に入れておく必要がありそうです。
つまり、既存のキャリアやスキル習得をベースとして、
アップデートのサイクルが早まっているということです。
少し過去をさかのぼると、
新卒一括採用で終身雇用が当たり前だった時代には、
一つのスキルをじっくり身につけることで、長期間働くことができました。
しかし、現代社会では必要なスキルも変化しています。
そのため企業も個人も、
時間をかけて一つのスキルを身につけるのではなく、
常に新しいスキルを学び、アップデートしていくこと
が必要になるのではないでしょうか。
例えば、日本の企業における学校教育や企業研修教育などにおいて、
手法を変えるのではなく人財としての教育を考えていかなければならないと考えています。
研修をリアル対面からオンラインに変えることは必要であると思いますが、
研修の手法を変えているに過ぎないのでは?
スキルの耐用年数が長く、必要とされるスキルが多様化していない時代には、
あくまで最低限ラインの評価を超えていれば良しとされており、
企業にとってもある意味扱いがしやすい環境作りはできていたのかもしれません。
しかし今このやり方をしていると、一つのスキルをじっくり学んでいる間に環境が変わり、
学び終える頃には違うスキルが必要になるという状況に陥ってしまいます。
VUCA時代には多種多様なスキルが求められ、
そして人財としてもONLY1を目指す多様性が必要になるかと思います。
もちろん多種スキルを身に着けた人財は転職や独立することも考えられますが、
長期的に見て会社の成長につながることを意識してみてはいかがでしょうか。
例えば、独立起業したり、キャリアチェンジを考えたりする社員が出たとしても、
今は多様な働き方ができる時代です。一度辞めた人が戻ってくることもあれば、
子会社を立ち上げる、パートナーとして協業するなど、メリットもあるはずです。
少し極端かもしれませんが、独立した元社員に仕事を依頼することにより、
会社における人的コストの削減につながり、結果会社のコストが下がり利益が出せるのです。
求められる人材は、目標を設定し常に学び続ける成長意欲があること