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価格競争に巻き込まれるな!

いらっしゃいませ!

本日は、「軸をもつ」ことで、他社との差別化や価格競争力で戦わない考え方について、

共有していきたいと思います。

実はこちらの話もSDGsの関連で考えていくことができるのです!

よく「ISOとSDGsの違いはなにか?」という疑問が出されます。

簡単に説明すると、

ISOは然るべき機関から“審査”を受け、それに“合格”することで

ISO認証企業として名乗ることができるのに対し

SDGsは、特に審査や資格や、特別な許可を受ける必要もなく

(最低限のルールを守れば)SDGs推進企業として

原則、自由に世間にアピールできる。

という違いがあります。

ISOを否定するつもりはありません!

SDGsは新しい未来を考えるうえで、縛られることなく

自由な発想をもって活動できるということです。

SDGsは国連に認められているので、自社で活動できれば、

国連の名をもとに活動できるということですね。

少し前置きが長くなりました。

それでは、いってみましょう!

私が活動しようとしていること・・・

いきなり自分軸の話をさせていただきます。

少しお付き合いください。

まず、私は既存の活動に連携して、下記の活動を考えています。

「今ある資源で世界を回す」

この活動を皆様へご賛同いただくために、皆様の会社や個人の活動に活かせるよう

国連が提唱する「持続可能な開発目標」SDGsのフレームワークを活用し、

顧客にも社員からも永く愛される

「企業ブランド」確立のための社内体制を構築することを目指していきます。

会社の哲学、商品・サービスの優位性を明確にし、

社員の意欲を引き出して、顧客のファン化を後押しするスペシャリストとして活動し、

顧客と社員の双方の満足を循環させ競合との差別化をはかり、

会社や個人を次のステージに上げていくためです。

アドバイザーとして、企業さまへインタビュー

先日、ある経営者さまと話をしていて、

コロナ禍の渦中で売上が下がったという話題になりました。

私から「どうやって挽回したんですか」と聞くと、

「もう開き直って、好きなことをやり始めた」とお話をされていました。

実はこのお店は個人経営のイタリアン飲食店です。

独自ルートを使って、ワインや生ハム等仕入れ、オフィス街ということもあり

多くのリピーターさんがいらっしゃいました。

しかし、コロナ禍の影響は大きく次に何をすればいいかわからなかったとのことです。

他の店が何をやっているかをリサーチしたり、Webや本で情報を集めたりしたものの、

打開策が見つからない。

万策尽きて開き直り、前々からやりたかったことをやり始めたら

お客さんが戻ってきてくれた、という話です。 

何かうまくいかないことがあると、大方の人は外に答えを求めます。

同業のマネをしてみたり、

異業種のやり方の中から応用できることはないかを探してみたり。

それはそれで何らかの成果はあるはずです。

一方で、経営者の中に眠る暗黙知というか、好奇心というか、

直感みたいなものを頼る方がうまくいくケースがあることをたくさん見てきました。

平たく言うと、経営者の自分軸です。そこに依拠して計画を立て実行する。

そのメリットは第一に他社とは異なるオリジナルなものになるということ。

業界は同じでも経営者のパーソナリティや興味関心は異なるわけですから、

当然、他とは異なる独自性が生み出しやすくなります。

メリットの二つ目はやる気が出る。

自分の関心を中心に動くわけですから、他社のマネをするとか、

誰かからアドバイスされてやる時よりも没入できます。組織を動かすときも説得力が出てきます。

その際の最大の心配事は、お客さんに受けるかどうか。

マーケティングの教科書は、まず顧客を想定し、

その好みや課題に合った商品やサービスを提供するべし、と教えます。

だから、当初からお客さんを無視した商品やサービスを提案するのは無謀といえば無謀。

作れば売れた時代の成功体験を持つ社長が、大枚はたいて商品を開発し、

さぁ売ろうという段で売り先が見つからず、

在庫の山を抱えたという笑えない話もよく聞きます。

顧客想定のない商品・サービス開発のリスクは多くの人が指摘しています。

「だから少しずつやるんです」継続することが大切と考えています。

リスクを最低限に抑えられるように、お客さんの反応を確かめながら少しずつ始める。

最初は試作から、徐々に数量を増やして、定番商品にまで持っていく。

もう一つ、これは声を大にして言いたいのですが、

SDGsのゴールのいずれかに紐づけておくことです。

直感で行けると考えた商品やサービスも、もしかしたら「大外し」かもしれません。

他方、SDGsは人類がこの先10年で対処すべき課題を掲げているわけですから、

そこにリンクを持っていれば「大外し」になる可能性はぐっと引き下げられます。

加えて、支援者も集められます。運が良ければ未来の顧客も寄ってきます。

既存のビジネスはほとんどがレッドオーシャン。

言い換えれば椅子取りゲーム状態です。

決まった数の椅子に座れるか座れないかを競うのも悪くはありませんが、

誰かが座れば、他の誰かが座れなくなります。

最大の競争戦略は戦わないこと。

他社とは異なる自社の軸を持つことが、椅子取りゲーム脱却の第一歩です。

そのためには社長の内なる野望、直感、暗黙知が必要です。ぜひ一緒に考えましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

おそらく、本記事が今年最後の投稿になるかと思います。

年末年始は、来年初回以降の記事を制作していこうと思います。

本ブログを始めて約10か月・・・

皆さんお楽しみいただけておりましたでしょうか。

お役に立てる情報をお伝えできているか、そして、

もしご紹介いただける方がいらっしゃれば、ぜひ本ブログの閲覧者を

皆様からも増やしていただければ、幸いです。

それでは、みなさま今年も大変お世話になりました。

良いお年をお迎えください!!

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