新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今年もブログあげていきますので、
ぜひご覧ください!
さて、今回は「儲けのしくみ」についてです。
「この会社は、一体どうやって儲けているんだろう?」
日常で目にする様々な商品やサービスに対して、
そんな疑問を持ったことはありませんか?
特に、一見儲かりそうにない商品やサービスを提供している企業ほど、
その収益構造は気になります。
今日は、誰もが知っている「蔦屋書店」を例に、
一見わかりにくい儲けのカラクリについて解説していきます。
1. 蔦屋書店の儲けのカラクリ – 本だけじゃない、複合的なビジネスモデル
蔦屋書店は、本や雑誌を販売する書店として有名ですが、
実は、本だけでは儲かっていません。
蔦屋書店は、顧客に「複合的な体験」を提供することで、
安定した収益を確保しています。
2. 儲けのカラクリ① – スターバックスとの連携
蔦屋書店には、多くの店舗にスターバックスが出店しています。
蔦屋書店とスターバックスは、ライセンス契約を結び、
蔦屋書店がスターバックスを運営しています。
つまり、顧客が本を買わなくても、
スターバックスのコーヒーやスイーツを購入すれば、
蔦屋書店の収益に貢献することになります。
3. 儲けのカラクリ② – 委託販売制の活用
蔦屋書店は、出版社との間で「委託販売制度」を結んでいます。
委託販売制度とは、書店が出版社の代理として商品を販売し、
売れ残った商品は一定期間後に返品できる制度です。
この制度により、
書店は売れるかどうかわからない新刊本でも、
リスクなく販売することができます。
また、在庫を抱える必要もなく、
売上分だけ仕入れれば良いので、在庫管理の負担も軽減できます。
4. 儲けのカラクリ③ – 駐車場収入
蔦屋書店には、駐車場が設置されている店舗が多くあります。
書店を利用すれば、一定時間無料となりますが、
買い物せずに駐車すると、駐車料金が発生します。
駐車場収入は、書店全体の収益に貢献する重要な収入源となっています。
5. フロント商品とサイド商品の組み合わせ – 収益構造の多角化
蔦屋書店は、本というフロント商品に加えて、
スターバックスや駐車場というサイド商品を組み合わせることで、収益構造を多角化しています。
- フロント商品: 顧客を呼び込むための商品・サービス
- サイド商品: 顧客が購入する可能性が高い付随的な商品・サービス
サイド商品で収益を確保することで、
フロント商品である本の販売が低迷した場合でも、
安定した収益を維持することができます。
6. 顧客体験の向上 – 複合的なサービスで顧客満足度を高める
蔦屋書店は、書店、カフェ、駐車場などの複合的なサービスを提供することで、
顧客に快適な空間を提供しています。
顧客満足度を高めることで、リピーターを増やし、
売上向上に繋げることができます。
7. まとめ – 収益構造の多様化と顧客体験の向上で成功
蔦屋書店の成功事例からわかるように、単一商品・サービスではなく、
顧客に複合的な価値を提供することが、
安定した収益を生み出すビジネスモデル構築の鍵となります。
顧客体験を向上させ、様々なサービスを組み合わせることで、
顧客のニーズを捉え、新たな収益源を創出していくことが重要です。
かなり箇条書きになりましたが、
各会社の儲けのしくみを知ることで、自社にも応用できることがあるかもしれません。
「儲けの柱の集中」と「儲けの柱の分散」を考えてみるのも良いかもしれませんね!