まず、米中には石炭やシェールガスといった化石燃料にかかわる産業があり、
対策前後における失業者への対応は大きな政治課題になることが予測できます。
個人的には・・・
米国の生活様式は自動車と切り離せず、ガソリンから電気への切り替えは容易ではないでしょう。
日本では、
「原発依存をできるだけ減らす」としてきた政府方針を今後どうするかが課題です。
先にも記載した通り、原発は必要になってくると考えています。
安全性や環境性、経済性などすべてを満足させる完璧なものはなく、
現状ではどうしてもトレードオフ問題が発生します。
来年度に改定される新しいエネルギー基本計画の最大のテーマになりそうです。
また、新型コロナウイルスの影響で世界経済は大きく落ち込んでいます。
経済の回復にあたってコロナ流行前に戻すのではなく、
技術や社会のイノベーションを通じて、
脱炭素経済を目指す「グリーンリカバリー」が各国で議論されています。
気候変動は業界問わず、人類が考えなければいけない課題とされており、
独りよがりなビジネス形態や考え方では、一気に置いていかれてしまいます。
SDGsの観点からもこの手の論文がたくさん出ており、
難解な文章もありますが、大筋だけでも見てみると面白いですよ!