コラム 管理職必見 ハラスメントをスポーツで考察 2023.10.02 近年、ハラスメントについての話題が広がり、社会的な関心が高まっています。 ハラスメントは、個人や組織にとって深刻な問題であり、その影響は広範囲にわたります。 このブログでは、ハラスメントか否かというところを、 私がとある弁護士さんと雑談の中で話をしたことまとめてみました。 最後にハラスメントに対する私の考えを少しだけ書いてみようと思います。 高校野球をはじめとした「丸刈り」はハラスメント? 丸刈りというと、野球やバレーボールが思いつくのですが、 皆さんはスポーツにおける丸刈りをどのように考えますか? 「丸刈り=清潔感」「丸刈り=チームの連帯感」などが挙げられます。 ちなみにニューヨークヤンキースでは「長髪やあごひげ」を禁止しているようです。 少し前に「精神論」が大切という風潮があったのも事実ですが、 今の時代に「精神論」を持ち込むと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性が高いと思っています。 「丸刈り=清潔感」 ここに合理性を見出さなければいけないということです。 確かに、清潔感はある・・・のかな? 清潔感を求めるのであれば、別に丸刈り選択の1択である必要はないですね。 たとえば、夏の大会の前に全員五厘にしなきゃならないとなったら、 そこに合理性があるとは言い切れなくなってくるかもしれません。 いわゆる清潔感からは遠ざかるし、転んだときにケガをしやすくなる。 それこそ、宗教的な理由でも持ち出さない限り、 合理性は見いだせなくなるような気はしますよね。 一つ例を出してみましょう。 頭の上に手を置いて、指の間から髪の毛がはみ出たら「長い」と見なされるという話はよく聞きますよね。 でも、だからといって監督がバリカンで刈るみたいな行為はどうなるか?? これはおそらくですが、暴行罪に近い刑事罰になるのではないでしょうか? 仮に強要していたらなおさらですね・・・ 私も高校でバスケをしていましたが、 学生同士で坊主にすることが流行って、したくもない坊主に無理矢理されている人もいました・・・ ノリと勢いというのもあるのと、坊主にしないと仲間外れになる?? というような強迫観念というのもあったかもしれませんね。 ハラスメントの難しさ 基本的にはハラスメントをしてしまう人は、 「良かれと思ってやっている」 この考え方が圧倒的に多いです。 このような話をよく聞きます。 【体育会系の人の常套句として、厳しい言い方をしたのは「発奮を促すため」】 個人的な意見を言いますと・・・ 若い人たちには通用しないでしょう。 パワハラの裁判でも暴力や暴言が許容される言い分にはならないですし、 パワハラ加害者は「がんばって欲しいから厳しく言ったんです」良かれと思って・・・ 本当にそう思っていたのなら、もっと建設的な言葉で指導すればいいだけですよね。 スポーツやビジネスなど勝負の世界では声を荒げたくなる気持ちもあるのでしょうが、 そもそも、そのような対応は「通用しなくなった」と考えておくべきですね。 正しい厳しさはハラスメント? 最後にハラスメントになるか否かの部分を私的ではありますが考えてみました。 「正しい厳しさ」とは何だろうか? 私が考える正しい厳しさは、「相手との信頼関係」と考えています。 ビジネスでもスポーツでも、 基本的には相手を傷つけるような行為はハラスメントとして考えることができると思います。 カリスマとまでは言いませんが、互いの信頼関係(もしくはその一線)を超えることがなければ、 それは良い関係値にもなるのではないでしょうか? おそらくですが、その信頼関係を築き上げるのに、 「仕事以外の飲み会」などのコミュニケーションの場を多くとっていくということが考えられますが、 基本的にはハラスメントに対する信頼関係はあくまで仕事の中で作るべきでしょう。 少し長くなってしまったので、 次回のブログでその信頼関係をどのように作っていくのか・・・ これを少し考えてみたいと思います!! 少しでも参考になればうれしいです。 Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 青山力大コラムこれってハラスメント?, パワハラ, モラハラ, アカハラ, ハラスメント, 対策, スポーツ, SDGs 令和5年度下期容器包装リサイクルPET 落札結果 プラスチック資源循環促進法による日本の変化