日本唯一のサブスク特化型アワード
優れたサブスクサービスを表彰する
「日本サブスクリプションビジネス大賞2025」の表彰式が、
12月3日にベルサール六本木で開催され、
今年の受賞サービスが発表されました。
このアワードは2019年から毎年開催されており、今年で7回目。
地上波TV35番組・BS1番組(のべ84コーナー)、
ウェブサイトは累計1,059サイトで取り上げられている、
日本唯一のサブスク特化型アワードです。
サブスクビジネスのトレンドや、
これからの社会ニーズを読み取るうえで、
毎年かなり参考になるイベントです。
2025年グランプリは「お家まるごと安心サブスク」
今年のグランプリを受賞したのは、
「お家まるごと安心サブスク」でした。
月額590円〜という低価格で、
電気・水まわり・ガス機器など、
住宅設備のトラブル全般をカバーする
サブスク型の修理サービスです。
故障が起きた際は、電話一本でプロが駆けつける仕組みで、
故障原因の特定から、
修理費用30万円までを補償。
しかも、何度でも利用可能という設計です。
地域の電力会社などとの提携を通じて、
すでに32万会員に安心を提供しており、
まさに「暮らしのWell-being」を支えるサブスクと言えます。
シルバー賞:Pサポ
シルバー賞を受賞したのは Pサポ。
特徴的なのは、
相談員が全員元警察官という点です。
近隣トラブルや迷惑行為、つきまとい、
「これって大丈夫かな?」という
事件未満の不安な段階から相談が可能。
ヒアリング → アドバイス →
必要に応じて身辺警護や窓口紹介まで、
トータルで支援してくれるサブスクサービスです。
「何かあってから」ではなく、
「何も起きていない段階」で頼れる。
この設計が、今の時代に強く刺さっています。
ブロンズ賞:Kimochi
ブロンズ賞は Kimochi。
国家資格を持つ
公認心理師によるオンラインカウンセリングサービスです。
登録されているカウンセラーは、
すべて国家資格保持者。
予約から相談まで、すべてオンラインで完結し、
月額制で始めやすい料金体系になっています。
多様な悩みに対応し、
利用者の96%が「満足」と回答している実績もあり、
「メンタルケアのサブスク」として、
非常に完成度の高いモデルです。
受賞サービスに共通するポイント
今年の受賞ラインナップを眺めていると、
明確な共通点が見えてきます。
それは、
「人生の土台になる領域を、毎月の定額で任せられる」
という設計です。
住まいの安心
身の安全
心の健康
どれも、不確実で不安な社会において、
多くの人が「自分一人で抱えたくない」と感じている領域です。
サブスク事業者にとっての大賞エントリーの価値
もし、すでにサブスク型のサービスを展開しているなら、
このサブスクリプションビジネス大賞へのエントリーは、
かなり費用対効果の高い施策になります。
受賞そのものだけでなく、
社会的信用・メディア露出・ブランディングまで含めて考えると、
検討しない理由は正直あまりありません。
最後の一文(締め)
これから伸びるサブスクは、
「便利」よりも「安心」を売り、
「機能」よりも「任せられる状態」を提供できるかで決まります。