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原油先物価格マイナス!生活そして経済に影響。

いらっしゃいませ!

タイトルの通り、ついにここまで来てしまいました。

石油化学製品業界、リサイクル業界はとてつもない状況に突入です。

みなさんの生活において、どのような影響が出てくるのか。

業界情報と生活状況を踏まえ、解説していこうと思います。

原油価格大幅減 おさらい

まずは、原油価格大幅減の流れを説明します。

原油が安くなれば、ガソリンの値段や企業が製品をつくる際の燃料代などが下がり、

経済、つまり私たちの暮らしにとって良いことのように思えます。

ただ実際には、原油安で世界の株式はさらに大きく売り込まれました。

これはなぜでしょう?

■結論は、産油国のオイルマネーの動向に市場が懸念を持ったからです!

要約すると下記の流れと考えられます。

①原油を使用する企業や工場の需要が減少

②産油国は石油を掘り続けなければならず、供給過多になる。(オペレーションを止めることができない)

③減産協定を4月に結んでいるが、それ以上に需要が減っているため、原油在庫過多となる。

④需要供給バランスの崩れから、原油価格が大幅減少となる。

⑤原油を掘ることにもコストがかかるため、産油国が株式市場から資金を引き揚げる懸念が発生。

大きな要因はこのような流れでしょう。

原油価格は景気の指標!

冒頭にもある通り、原油価格の下落は私たちの暮らしにとって良い面もたくさんあります。

原油を輸入に頼る日本や消費大国の米国では景気を押し上げることが期待できます。

ただ新型コロナウイルスの感染拡大が心配な状況では、ガソリンの値段が下がってもドライブ旅行に出かけられず、

製品をつくる際の燃料代が下がっても工場が止まれば恩恵を十分に受けられません。

自粛ムードが世界中に広がる状況では、やはり市場の人たちは原油安を良いことと思えず、

逆に長引くほど世界の経済を悪くする材料だと考えてしまいがちです。

一般に原油は世界の景気が良いときほど利用が増え、価格は上がりやすくなります。

原油価格が急落した理由は別に置いたとしても、原油安が続くいまの状況は経済、つまり私たちの暮らしにとって決して良い状態とはいえません。

石油化学製品の静脈産業 最大の危機

さて、ここからは業界に向けてのフォーカスをします。

石油からプラスチックが製造されることを踏まえて・・・

これは本当に危機です。
石油を生産、使用する業者にとっては、売上などの数字はもちろん業界ビジネスとして成り立たなくなり、動脈産業と静脈産業のバランスが崩壊する。

石油製品の製造は増える可能性が高いが、静脈である廃棄物などが一気に増える。脱プラやリサイクルを目指していくにも、コストはかかる。

リサイクル製品よりも、新品のほうが安いのであれば、消費者は新品を購入するだろう。

結果、静脈産業でのコスト回収ができなくなり、インフラには大打撃だろう。

つまり、プラスチック生産の総量はおそらく増える。しかし、回収業や廃棄物を処理するリサイクラーが対応しきれず、

海洋プラスチック問題などのごみ問題に拍車をかけてしまう。

ESGやSDGsを考慮する風潮ではなくなってくるのか・・・

リサイクルされた製品にブランドを付けていきたい!

小さくても啓もう活動は続けていこう。

それでは、いってらっしゃい!!

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