経済が動き始めた!底は脱したか?
8月速報数字!
8月の数字も手に入っているので、ここでは概要をご案内いたします。
■8月は6.8万トンの輸出 前年比98%まで回復
マレーシアとベトナムの工場が動き出し受入れ量が増加。
国によって、品目が集中するケースが多かった印象を持っています。
ただし、PET関連(フレークやベール)は前年同月比で減少傾向です。
しかし、気になるところは8月にルーマニアへ1133トンの輸出。
アメリカにも1014トンの輸出実績がある。
しかし、全体的にPS、PEはマレーシアやベトナムへの輸出が多く、
PVCは台湾とインド、香港、韓国と続いている。
マレーシアの特徴として、2万トン台の輸出量(2位のベトナムは1万6000トン)で、
PS屑が約8900トンあり、日本の輸出量の約8割を占めている。
その他の廃プラ関連も日本輸出の半分を占めている。
アメリカの日本からのPETフレーク輸入量は止まってしまっており、
アメリカ国内の原料で間に合ってしまっている状況だ。(アメリカ向けの輸出企業は厳しい)
インドネシア向けのPETフレークは韓国を抜いて5位にまで浮上。
韓国は6月30日から廃プラ4品目(PET PP PS PE)の
「国内廃棄物リサイクル促進に向けた輸入制限対象品目告示」を施行しており、
7月は半分、8月は前年6割の輸出量となっている。
韓国内の廃棄物の輸入許可が制限される一方、
汚れていないフレークやペレットなどのっ再生原料は輸入制限から除外されている。
6月30日から水際の検査は一層強化されているようだ。
少しずつ、経済が動き始めており日本からの輸出が増えてきているが、
日本国内での循環という意味では、かなり厳しい状況。
10月以降は価格改定の動きも多々あり、
輸出価格にも影響が出始めてくることが予測されます。
引き続き、統計数字を見ていき、ターゲットを絞る戦略が必要になりそうですね!
・・・統計の情報共有となると、少し内容が淡白で硬い文章になってしまっていますね・・・