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PETボトルの未来は国内循環!

いらっしゃいませ!

本日は10月26日に開催された「PETボトル国内完全循環への挑戦」の

Liveセミナーに参加いたしましたので、お伝えできる部分を共有いたします。

前回のブログにてアルミ缶の代替という、前振りをさせていただいた後の内容ですが、

今回はPET関連各事業者様の意識の高さを改めて痛感しました。

その中でも「プラスチックはゼロにならない」という声もあり、

今後我々がどのように活動していくかの参考になると思います。

それでは、いってみましょう!

EUにおけるワンウェイプラスチック対策

言わずと知れたSDGsや環境に対する意識の高いEUですが、

2019年6月に

「特定プラスチック製品の環境負荷低減に関する指令」を策定しています。

PETに関して絞って概要を説明します。(その他プラはもっと細かいです)

①PETボトルを2025年までに77%、2029年までに90%の

リサイクルのための分別回収を目標としています(重量ベース)

②PETボトル再生材利用率を2025年までに25%、

PETボトルを含めた飲料ボトルの再生材利用率を2030年までに30%とする。

ちなみに、日本はPETボトルのリサイクル率は

約85%と他国に比べても高水準です。(国内:33万トン、海外20万トン)

アメリカは20%、EUは40%と、他国に比べ日本が高水準と見られがちですが、

水平リサイクルという面で見ると、

日本は約12%のリサイクル率となり、まだまだ水平リサイクルの市場UPは可能です。

 

少し話がそれますが、

さらに日本国内でとても興味深いアンケート結果が発表されています。

Q:リサイクル材や植物由来のプラスチックなどを

使用した代替製品を購入してもよいと考えるか?(価格や品質含む)

A:①従来品と比べて品質も同等であれば購入(35.5%)

②品質が同等以上であれば、価格が高くても購入(22.9%)

➂価格が同じか安ければ品質が低くても購入(20.8%)

④価格と品質共にこだわらず代替製品を購入(13.7%)

⑤代替品を購入しない

(プラスチックゴミに関する世論調査より)

この結果を考えるといかがでしょうか。

リサイクル品でも、

品質が確保され価格が同水準であれば、

市場に受け入れられるということが考えられます。

日本の大手企業はどのように考えている?

さて、ここでは各企業の動きの概要をご紹介します。

(詳細は別途ご希望あればお伝えいたします)

①アサヒ飲料社

・アサヒ飲料が考える環境問題は気候変動と海洋プラスチックゴミ問題の2点。

・PETボトルの資源循環の取組について

「伝える」「集める」「作る」「使う」から、

消費者や社会へリサイクルPETを使用していることを「伝える」ことが必須。

「伝える」=PETは悪ではなく、資源であることを啓発する。

「集める」=地域分散されているPETボトル回収の仕組み構築

「作る」=ケミカルリサイクル(日本環境設計社協働)

「使う」=外部へのコミュニケーション

・2030年までに、全重量の60%にリサイクルPETや植物由来の素材を使用

②サントリー社

・2030年までにPETボトルの素材をリサイクル素材と植物素材に100%切り替え。

※ちなみに植物性素材はウッドチップからPTA(高純度テレフタル酸)と

サトウキビからMEG(モノエチレングリコール)からPETモノマー素材を作ります。

・2021年4月~東洋製罐株式会社、EREMA、HUSKY社と新規ラインを設立する。

(他企業でも実施可能なライン)

・プラスチック→プラスチックの国内水平循環を目指すため、

2020年にR PLUS JAPANを設立。(設立企業12社、新規参画8社 計20社)

我々が今後目指すべき5つの指標

いかがでしたでしょうか。

ここでは説明しきれない内容も多くあるのですが、

大手企業の今後の戦略を踏まえ、

我々が今後考えなければならないことを5つにまとめてみました。

【目指すべき指標】

①サーキュラーエコノミーの先頭に立つ意識を持つ

②消費者が主役となる(意識づけ)

➂企業イノベーションの拡大(1企業ではできない)

④SDGs推進(パートナーシップを前提に各種ゴールを意識)

⑤官・民・消費者の連携

大きくはこの指標にまとまるのではないでしょうか。

私も今回のLiveセミナーを受講し、自分の立ち位置を改めて見直す良いきっかけとなりました。

企業だけでなく、消費者を巻き込む(知識をつけてもらい、参加してもらう)

企画や様々なコミュニティでプラスチック市場について知ってもらい、

よりよい循環経済を目指していこうと思いました。

個人的には現在、受講しているSDGs(マスターコース)の最終プレゼンが迫ってきています。

マネタイズを含めビジネスプランを提案し、パートナーシップを結ぶという内容です。

それに合格すれば、

マスターコース認定取得でき新規ビジネスにつながる・・・かもしれません。

まだ未完成ですが、このブログでも少しご紹介していこうかなと思います。

それでは、いってらっしゃい!

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