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エコバックに待った!?レジ袋有料化の本当の目的とは?

いらっしゃいませ!

前回の記事はご覧いただいておりますでしょうか。

今回は前回の内容にリンクした解説をしていきます。

まだ、ご覧になっていない方は、ぜひ読んでみてください。

【ブログ更新】プラごみ問題と温暖化問題の両立の道は?

さて、今回は2020年7月1日に開始された「レジ袋有料化」について、解説いたします。

【記事参照】https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200701/k10012490151000.html

それでは、いってみましょう!

レジ袋有料化に向けた政府の動き

みなさんはなぜレジ袋は無料なのか」と疑問をもったことがあるでしょうか。

以前から、レジ袋有料化の動きは政府によって決められようとしているのはご存じかもしれません。

【参考資料】https://www.jiji.com/jc/article?k=2019122500640&g=pol

そもそも、なぜレジ袋は無料で配布されていたのでしょう?

まずは、ここから解説していきます。(前回記事も参照)

①レンジ袋自体の単価が極めて安い

業務用として売られているレジ袋、当然厚み、大きさ、強度にもよりますが、

1枚あたり1-2円くらいで取引されています。

スーパーにしろコンビニにしろ商品を購入してくれれば、タダでどうぞという金額です。

むしろレジ袋を有料化することで買ってもらえる商品が1個でも減ってしまえば損害なのです。

だからレジ袋のサービスは必要経費。・・・と考えれられていました。

レジ袋の成分であるポリエチレンは、国内では1トンあたり16~17万円くらいで取引されており、とても安い

もともとが、そのような需給バランスの市場だということです。

②レジ袋原料は石油の副産物からできている

資源の側面で見るために少し化学の話になりますが、

ポリエチレンの原料となるエチレンは、主には原油を蒸留すると得られるガス成分です。

原油から得られる成分の本命となる高価値なものは化学品になるBTXと呼ばれる成分です。(BTXは覚える必要ないです)

液体燃料になる軽油やガソリンといった成分と覚えていただければ問題ありません。

エチレンのようなガス成分は「BTXを取得する際に、一緒に取得できる」副産物

大昔は、いらないからと言って、ただ燃やしていました資源です。

この副産物を価値のあるものにできないかということで考案されたのがポリエチレン。

どうせ最後は燃やされる運命なら、

ポリエチレンとしてレジ袋やストローなどに一度成型して生活の役にたち、その後燃やされるほうが良いという判断です。

レジ袋自体の単価を高額にしない限り流通量は減りにくい

ポリエチレンの袋は価値の低いものを上手に使った結果誕生しているものなので、

とても安いし、無料で配布できる。

そしてそのポリ袋はすでに現代の生活必需品になっています。

そう、ごみを出す時に必要です。だから無料だろうが有料だろうがレジだろうが消耗品売り場だろうが関係なく、

なければ生活が成り立たない。

ここで言いたいのは、ポリ袋の流通量は抑制不可能ということです。

ちなみに、日本では毎年900万トンのプラスチックが作られており、

レジ袋に絞れば、レジ袋は20万トン(約2%)の流通量です。

マイバックのほうが環境にやさしくない!?

皆さんにとっては衝撃がある見出しではないでしょうか?

レジ袋削減の対策として挙げられているエコバックですが、

知らないまま使用すると逆に環境に悪い影響を与えてしまうのです。

SDGs(持続可能な開発目標)の観点から考えれば、

できるだけ環境に負荷をかけない製品を選ぶこと、3R(リデュース、リユース、リサイクル)運動に代表されるように、

限りある資源を無駄にしない試みは重要です。

しかし、一方では「マイバッグ」の利用推奨が本当に環境に利するのかと疑問の声も挙げられています。

「レジ袋は環境に負荷をかけるが、マイバッグは負荷をかけないといえるのか」と問題を提起しているということです。

実は、この内容には根拠があります。下の図をご覧ください。

参照:日本LCA学会研究発表会講演要旨集

レジ袋とマイバッグの1枚あたりのCO2排出量を算出・比較した日本LCA学会の研究発表会における報告

環境配慮行動支援のためのレジ袋とマイバックのLCA」によると

「買い物回数50回未満ではレジ袋より負荷が大きいが、それ以降では常にレジ袋よりも小さいCO2排出量で買い物をすることができる」としている。

※一部本文抜粋

つまり、マイバッグで地球環境に貢献するならば、できる限り耐久性が高いものを選ばなければならないということだ。

しかし、耐久性だけでなく、マイバッグもメンテナンスが必要。

例えば、衛生面を考えれば、一定の使用ごとに洗濯したり、買い換えることも考えられる。

新型コロナ禍では、買い物袋を清潔に保つことも求められるだろう。

プラスチック処理促進協会でも、

この調査結果を紹介しつつ「『マイバッグは環境によい』『レジ袋は資源を無駄遣いしている』と単純にはいえない」

「マイバッグであろうとレジ袋であろうと、使い方によって『環境にわるい』『資源を無駄遣いしている』場合がありうる」としています。

レジ袋の有料化の意味はなに?
個人の環境に配慮した動きとは?

このままだと何もかもがダメと言われているように聞こえてしまいますよね。

では、どのような目的で日本国は法律化したのか。

経産省では「普段何気なくもらっているレジ袋を有料化することで、それが本当に必要かを考えていただき、

私たちのライフスタイルを見直すきっかけとすることを目的としています」と、レジ袋有料化が地球環境に役立つと説明。

一方で、「海洋生分解性プラスチックの配合率が100%」「バイオマス素材の配合率が25%以上」など、

植物由来原料のレジ袋などであれば有料化の対象外。レジ袋の有料化は何のためなのか。

ひと口に「環境に良い」と言っても、具体的にどのように地球環境に貢献できるのか検証される必要がある。

個人のライフスタイルで、最も適切なスタイルを考える必要もありそうだ。

消費者としては「とにかく環境に良さそうだから」と思考を放棄せず、

「自分にとっては、どのような行動が環境によいのか」と今一度考えて行動する必要がありますね。

次回予告!

今回は少し細かい内容になってしまいました。

先ほど記載していますが、

消費者は

「環境に対して、言われた通りに従うのではなく、自分の周りについても考慮する」

このことが今後の環境問題に対する1歩目になると思います。

個人的な意見ですが、レジ袋だけに絞れば、通常通り使用したほうが良いと考えます。

よくも悪くもレジ袋にゴミをまとめることによって、例えば公園のゴミ箱などもまとまって捨てられていた。

仮にコンビニで購入した弁当に対し、袋を使わなくなった中、弁当の容器などが公園に捨てられれば、害虫発生にも影響出る。

リサイクル工程のしっかりしている日本では、なにより消費者のゴミの分別工程が大切です。

そもそも、しっかり捨てれば問題はないので・・・

ただし、プラスチック自体をリデュース(削減)していくこと自体は賛成です。

不必要に自然外の新しいものを作る必要はないと思います。

(いろいろトレードオフがあるので一概にすべて減らすことは難しいですが)

さて、次回は「海外輸出状況(4月)」について解説していきます。

それでは、いってらっしゃい!

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