「〇〇を売りたいと思ってますが、どうやったら売れるようになりますか?」
この質問は、相談の第1位と言っても過言ではありません。
皆さんが売りたい商品をどのように売れるようにするかについて、
よく相談される内容です。
まずは売れる見込みを確認
この相談を受けたとき、私がまず最初に考えるのは『売れる見込みがあるか』です。
また、さらに重要な点として、顧客が欲しいと思うかどうかです。
私は商品を買うお客さんではないので、見込客の気持ちで考えます。
その業界やジャンルが分からなければ、
分かる人に聞いたり、購入層の気持ちをネットでリサーチします。
ビジネス経験と革新性のチェック
今までのビジネス経験から、
ある程度売れるかどうかを判断できる目を養ってきていますが、
全てを判断できるわけではありません。
そして、その商品に革新性や斬新さがあるかどうかもチェックします。
そこら辺で売っているものと同じようなものでは売れないからです。
見込客に刺さるキラー要素が新規に売り出していく際には重要です。
そのキラー要素を見出すことが必ずしも出来るわけではないので、
その際には”ある手”を使います。
売れるモノから先に売る
それは、『売れるモノから先に売る』という手法です。
売れないものや売りにくいものをいくら頑張っても売れません。
それよりも、売りやすいものや売れる可能性が高いものから先に売ってしまうのが楽です。
ですので、本当に一番売りたいモノは、
売れやすいモノを買ってくれた人に売るという手法を取ります。
簡単に言えば、売る順番が大事ということです。その方が楽にビジネス展開できます。
実例:ネイルサロンのケース(ネット情報参照)
例えば、ネイルサロンを経営されている方から、
ハンドミストを売りたいと言われました。
除菌や抗菌をしたいと考える人は、コロナ後であっても多いです。
そこで、ハンドミストを探している人をキーワードプランナーを利用して、
どのくらいいるのか調べました。すると、月間検索数がたったの1400。
一時期は1万を超えていましたが、今では10分の1くらいに減っています。
売りやすい商品を見つける
この場合、ハンドミストではないモノで、
売りやすいものや求められているモノを先に売ることを提案しました。
ネイルサロンでネイルオイルを販売していたこともあり、
ネイルオイルの検索数を調べると、14000件も月間でありました。
ハンドミストの10倍の需要です。
この場合は、ネイルオイルを先に売って、
それを購入したお客さんに対して、ハンドミストを売るのが正解です。
戦略の実践
これが、まさに売れるモノを先に売り、売りたいものを後で売る戦略です。
会社側や販売者側の想いだけで、
簡単に売れるようになるほど商売は簡単ではありません。
あくまでもビジネスは、顧客のために実施するもので、自分のエゴを満たすものではありません。
顧客のニーズを出発点に
だからこそ、顧客や見込客を全ての出発点にして考えるべきです。
需要があって供給があるのであって、
供給があって需要があるわけではないです。
売りたいものがあって、それをどのように売っていけば良いかを考える際には、
その点を意識してください。
プラスアルファの情報:ターゲット市場の選定
さらに、成功するためには、ターゲット市場をしっかりと選定することが重要です。
例えば、特定の年齢層や地域、趣味嗜好を持つグループをターゲットにすると、
マーケティングメッセージがより効果的に届くようになります。
これにより、見込み客の関心を引きやすくなり、最終的な購入につながる可能性が高まります。
プラスアルファの情報:デジタルマーケティングの活用
また、デジタルマーケティングの手法を積極的に活用することもおすすめです。
SNS広告、SEO、メールマーケティングなど、
多岐にわたる手法を組み合わせて使うことで、
より広範囲の見込み客にアプローチできます。
例えば、FacebookやInstagramの広告を利用して、
特定の興味や行動を持つユーザーに対して広告を配信することで、
効果的にターゲット層にリーチすることができます。
最後に
売れる商品を見つけるためには、市場のニーズをしっかりと把握し、
売れる順番を見極めることが重要です。常に顧客のニーズを意識し、
適切な商品を提供することで、ビジネスの成功につなげることができるでしょう。