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コラム

SDGsの取組実例の紹介

SDGs達成の取組は国や自治体だけでなく
多くの企業も取り組んでいることはご存知でしょうか?

今回は国内外の企業がどのような取り組みを行っているか、
いくつかピックアップをしてお伝えしていきます。

最近では、SDGsについて「やらなければならない」と意識を持つ経営者の方が
増えてきた印象ではありますが、「どのような取り組みがSDGsと言われるのか?」
実例が欲しいというご意見をいただくことも増えました!

自社の活動とSDGsを紐づけるだけでは、
SDGsウォッシュになってしまう可能性があります。

弊社では2022年7月1日より、企業へのSDGs導入を支援するサービスを開始しております。
よろしければ、下記のリンクのURLをご覧いただき、
弊社の想いや活動に共感いただける方はぜひ、ご連絡をいただければと思います!!

URL:(有)ロコモーティブ SDGs経営伴走支援サイト

上記リンクの「お問い合わせ」よりSDGs導入を検討されている皆様に
無料のPowerPoint資料をご提供させていただきます。
※お問い合わせフォームに御社の悩みや困りごとを記載ください。

国内企業のSDGs取組例

それでは早速国内の企業から見ていきましょう!

1.ネスレ日本「廃棄される容器とコーヒーかすで衣服を制作」

参考:業界初の試み!ネスレ日本と日清紡、”アップサイクル”衣服の製作を開始

日本ネスレでは、廃棄される容器とコーヒーかすで衣服を制作を実践しています。
回収した紙製の詰め替え容器とネスレ日本のカフェで排出されたコーヒーかすを使って、
衣服を制作する業界初の試みを行っています。
※日清紡グループと協働

コーヒーかすは衣服の染料として使用されています。
作られた衣類はネスレのカフェにてユニフォームなどとして使用される。

将来的にはアップサイクルで作られた製品をアパレルメーカーにも提供する。

ここで注目できるのは、本来捨てられてしまう部分を再利用する資源循環を
実践しており、ゴミの排出を減らしています。
現在では繊維から繊維へのリサイクルをする技術もありますが、
容器やコーヒーかすの混ざったユニフォーム等を再加工できるか注目が集まりますね。

2.勤労食「食べられるスプーン」

参考:「PACOON(パクーン)」

PACOONが開発したのは「食べられるスプーン」です。

国産野菜を使ったスプーン型のクッキーで、
野菜が苦手な子どもや家族でのピクニックなどアウトドアでも使用できる。
添加物も不使用で安心して食べることのできるのも良いポイントですね。

使い捨てスプーンの代わりにもなりますし、
子どもたちの健康や飢餓を無くす可能性のある好事例です。
昨今のプラスチック問題や食品ロス問題にも貢献すると思います。

 

海外企業のSDGs取組例

さて、続いては海外の事例を見ていきましょう!

1.イギリスのLUSH「オランウータンボム」

皆さんもご存じのLUSHでは、2022年6月にバスボム「オランウータンボム」を販売しています。

LUSHはインドネシアスマトラの森林保護を目的とした商品で、
当該森林地帯には、絶滅危機に瀕する動物が多く生息しています。

バスボムをお風呂で溶かすと、QRコードが記載されたチケットが出てきて、
鳥の声など、絶滅危機に瀕している動物の声を聴くことができるのです。

当該商品の売り上げを森林保全活動に全額寄付しており、
この寄付から、現地の小規模農家と協力し絶滅危惧種等に影響を与えない、
農業技術等を伝えることで生態系を崩さず、かつ現地の労働者が安定して収入を得ることのできる
仕組みを整えているのです。

これこそ持続可能(サスティナブル)の典型ではないでしょうか。
現地の困りごとを世間に伝え、売上を現地の環境改善に使用し、
技術を提供することで、現地の住民の生活を整えていく。
森林だけではなく、現地の住民をも巻き込む例ですね。

2.アメリカ AeroFarms「水と農薬を95%カットできる農業」

皆さんは垂直農業をご存知でしょうか。
垂直農業は、栽培のスペースを横ではなく縦に積み上げることによって、
横に広がる従来の農法に比べて圧倒的にスペースを少なくし効率的な栽培をする方法です。

根本(地面)に貯水しながら植物に水を与え、室内栽培で行うので殺虫剤の使用はほぼ不要となります。
つまり、広い土地のある田舎で栽培をするのではなく、都心での栽培が可能になるということです。

これに伴って、人口増加による食糧不足の解決に貢献することができるのです。
人口増加という予測できている未来からバックキャストで考え、都心のメリットを見出した例と言えます。

 

なぜ企業がSDGsに取り組むのか?

まだまだ、SDGsに懐疑的な意見をお持ちの方はいらっしゃると思いますが、
ここでは企業がSDGsに取り組む意味をお伝えします。

日本では昔からCSR(企業の社会的責任)という信頼を得るための社会貢献が
重視されてきました。
CSRには地域清掃や植林など、自身の仕事に直接の関係がない活動が多かったのです。
ボランティア活動のイメージが強いのではないでしょうか。

しかし、SDGsでは「企業がビジネスを通じて社会貢献する」ことで、
企業の持続可能性を高めていくことができるのです。

今までの企業の「お客様」は誰でしたか?
もちろん既存のお客様を無下にするわけではありません。

ここでお伝えしたいのは、「お客様の視野を広げていく」ということです。
一番わかりやすく言えば、「地球」をお客様にするということです。

SDGsは大きなビジネスチャンスともいわれています。
もちろん、企業ブランド等にも使えるのですが、対応を間違えると逆にSDGsウォッシュとなり、
お客さまからの信頼を損なってしまう可能性もあります。

消費者はじめ、新卒就業などの若い世代は企業の社会貢献度や環境負荷を判断基準にして、
商品を選ぶ傾向が増えてきています。
(若い世代の広告力は本当に影響が大きいと思います)

選ばれる企業になるために・・・
環境、社会、経済の持続的な存続のために・・・
これらを考えることによって、企業は消費者や投資家、社内からの信頼を勝ち取ることができるのです。

先ほどSDGsウォッシュという言葉を使いましたが、
簡単にいうと、企業がSDGsに取り組んでいるように装うことを指します。

例えば、
・SDGsロゴ等を会社HPに記載しているが、具体的な取り組みがない。
・リサイクル素材を使用していることをアピールしているが、
製造工程における労働環境に問題がある。
などです。

大手から中小企業まで様々な企業がSDGsに着手しています。
今からでも遅くありませんので、
今回ご紹介した事例を踏まえ、自社でのSDGs導入を検討してみてください。

 

最後までご覧いただきありがとうございます

2022年7月よりSDGs企業経営伴走支援のサービスを開始いたしました。

URL:(有)ロコモーティブ SDGs経営伴走支援サイト

上記リンクの「お問い合わせ」よりSDGs導入を検討されている皆様に
無料のPowerPoint資料をご提供させていただきます。
※お問い合わせフォームに御社の悩みや困りごとを記載ください。

【このような悩みを持っている方は、オススメです】
・SDGsはどのように企業導入すればよいのか?
・SDGs導入をしてみたが、社内に浸透していない。
(部署を作ったが、機能していない)
・自社でSDGsを公表してみたが、SDGsウォッシュになっているかもしれない・・・
・小さな会社だけど、SDGsは必要なのかわからない。

など、ご相談からでも構いませんのでぜひご連絡をいただければ幸いです。

【受講者の声】※直接の声掛けでいただいたものです。
・今までのクライアントに対してSDGsの目線で提案することができ、
クライアントとの親密度が増した。
・ほかの研修も受けたことがあるが、事前説明の時点で他社の研修とは
違うワクワクを感じた。
・個人でも自分が講師になって、自身の成長や収益につなげることができるかもしれない。

URL:(有)ロコモーティブ SDGs経営伴走支援サイト

こちらの投稿をご覧になっていただいたのも何かのご縁かもしれません!
みなさまのお役に立てるよう、伴走してまいります。

みんなが笑顔になり、誰ひとり取り残さない社会の実現のために。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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