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これからの会社は個人の強みを活かすこと

いらっしゃいませ!

記事について2週間の更新ができず、大変申し訳ございません。

7月後半で様々なことが発生し少し更新をお休みさせていただいておりました。

8月以降は改めて、各種情報更新やコラムをお伝えできればと思いますので、

引き続きよろしくお願いいたします。

さて、本日は前回の予告した1冊の本をご紹介させていただきます。

「会社は一人で経営しなさい」 著者:山本憲明 

この本は全世代共通の問題とも言え、不安定な時代だからこそ、

自分で行動することが必要であることを訴えている著書です。

一人経営を実施するうえでの正しい方法をご紹介させていただきます。

それではいってみましょう!

一人でできることをやり地道に稼いでいく時代へ

「会社をいかに大きくするか」

「上場を目指すべきだ」

「売上を常に右肩上がりにしなければいけない」

これまでの創業者は上記のように考えることが普通でした・・・

しかし、著者は「これからは小さい会社が生き残る時代」と話しています。

大きな理由として、

①日本の人口が減っていくので、消費が減り日本国内の経済規模が小さくなる。

■売上減に伴う人員削減、合併やM&Aなどが、現状増えている

ということを挙げています。

仮にコロナなどの状況の不況下において、会社に残ったとしても、

転職する勇気や給料が今より下がるという

恐怖や不安から逃れられないというのが、従業員の思うところなのではないでしょうか。

著者はしっかり考えて計画すれば企業は難しくなく、

やり続ければなんとかなるという前向きなマインドを持ち、

割り切って考えることを推奨しています。

しかし、「正しい方法」というのはどのようなものか?

私も一人経営を行っている立場でありますので、個人的な意見も踏まえて

情報発信をしていこうと思います。

今回の記事では前半で会社を大きくすることのデメリットを、

後半でどのように一人経営を実施すれば、

良いかを共有していきます。

これからの日本経済の行く末は?

「経済成長は人口が影響する」

まずは、この前提を抑える必要があります。

「多消費世代人口」という言葉があり、一般的に、40代は家、教育などの出費が多い世代で

この世代の人口が多いと株価が上昇する傾向があります。

団塊ジュニア世代が40代を迎えた2011年以降は上り調子になる見込みがあったのは事実です。

しかし、団塊ジュニア世代の多消費が終えると経済低迷に舵が進んでしまっていることは、

皆さんにも実感があるのではないでしょうか。

例えば、大企業に就職できたから安泰である。

という考えを持つ、学生等は少なくなっているように思えます。

若い世代の方からはこんな声も聞かれます。

「大企業は経費が大きくかさんで利益を減らしているから、働いても結局、給与に反映されない」

「自分の生活水準のリズムを会社の経営状況に決められてしまっている」

「コロナも相まって、大企業も買収や倒産、大きな減益となっているため、安心の意識を持てない」

など

私の考えではAIやIOTの発展により人間の労働価値は今のままでは下がる一方です。

今の時代はかなりのローコストで生活できる時代になってきているので、

なんだかんだ生活はできる状況にあります。

しかし、いくらローコストで生活できる時代になったとしても、

人間の労働価値まで下げる必要は全くありません。

人間の労働価値をAIやIOTに負けないよう、

考えていかなければ衰退する一方になるではないでしょうか。

会社を大きくすることのデメリット

先ほども記載した通り、右肩上がりの経営を続けることは1人経営と比較すると、

デメリット要因となり得ます。

右肩上がりでの経営を常に考えてしまうと、今回のような不測事態に対応できず

特に上場企業は株主説明にも影響が出てくる状況となります。

著者は「右肩下がりの上状況になることを踏まえ、その中で利益を確保するための活動をしたほうが

経営自体はうまくいく」と述べています。

また、会社を拡大すると縮小するのが難しいということもあります。

人繰りの問題や組織内のヒトの関連が複雑となり、仕事が回らなくなるということですね。

ここは賛否両論あるかもしれません。

極論ですが、個人の力やブランド力を高めていくことで個人×個人の経営がこれからの

時代に合致していくのかもしれません。

次回予告

いかがでしたでしょう。

前半部分の会社を大きくすることのデメリットやこれから起こるであろう

人口減少等、様々な要因から著者は「一人経営」を推奨しています。

次回は一人経営の運営方法やメリットについて、ご紹介いたします。

確かに一人経営は時代の流れに乗るのかもしれません。

ただ、日本経済が今まで作ってきた土台があってこそと思います。

一人経営がすべて正しいということではなく、両者の良いところを

組み合わせて、

新しい価値を作れるよう考えていけるきっかけになれば幸いです。

それではいってらっしゃい!

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