コラム コロナ後の経済を考えてみよう。リーダーに必要な資質!PART1 2020.06.11 いらっしゃいませ! 本日は、コロナ後の経済における勝つための復興計画について解説します。 今回は、いつもと異なり本を参照しながら、自分自身にも言い聞かせていこうと思います。 医学的に第2波の恐れがある中、日本は比較的早く感染拡大が落ち着いているとみられます。 しかし、世界的にみると欧米諸国の感染者の拡大、デモ、政界選挙など様々な不確定要素が多い状況です。 その中で生き残る日本企業はどのような会社か。 そして、医療面でなく、経済面の第2波、3波を予測し、行方を考えてみたいと思います。 それでは行ってみましょう! ※参考書籍:コロナショックサバイバル より コロナ経済危機は3段階で発生 先に、本章の結論として、3段階の経済危機が発生することが予測されます。 ①ローカルの危機 中小企業の飲食、観光、宿泊などが該当。そもそも消費が激減したことは、事実です。 給付金などを使ってもまだ、これらのローカル事業が今現在も厳しい状況です。 しかし、「ここで終わることはありません」 次の経済危機の第2波が必ず来ます・・・ ②グローバルの危機 グローバルに商売をしている大企業が第2波の危機に直面しています。 既に、航空会社や自動車などは大打撃を受けています。固定費が大きな影響であるが、 何よりキャッシュ問題が最も深刻であることは間違いない。 大企業でも売上がゼロの状態であれば、2か月分のキャッシュが持つかどうか、、、 リーマンショックではGMをはじめアメリカの大企業がキャッシュの影響で倒産している。 ローカルの目線だけでなく、グローバルの目線で考え立て直す方法を考えなければならない。 ③ファイナンスの危機 グローバル企業がダウンしてしまった場合に、第3波が来ると予測できる。 つまり、リーマンショックと同様、大企業倒産による連鎖倒産が発生する可能性がある。 その中でも、注視したいのは石油ショックの真逆の「逆オイルショック」の発生。 石油マイナス価格となったことは、新しい情報ではあるが、これに伴い石油関連の会社が崩壊。 数年単位で世界的な経済危機に直面することを意識して、リスクヘッジと行動をしていく必要がある。 愚者は経験に学び、賢者は歴史を学ぶ コロナのイレギュラーに対して、手をこまねくわけではなく、 予測するマインドを持つことが重要で、歴史に学ぶことはたくさんあります。 自身の経験だけでは、経験のみの予測しかできないため、歴史を学ぶことが重要と、 筆者は話しています。 バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、コロナショックを関連付けて、 経済危機を乗り切る必要がありそうです。 経済危機を生き残るために とにかく、生き残るためにはキャッシュ(現金)が必要であることは 言うまでもありません。 企業の方はPLで目標を立てていくことが多い中で、 キャッシュの流れを把握していない方も多いようです。 キャッシュは「血液」という表現をすることがあります。 人間の身体と同様、正しく循環をさせなければ、壊れてしまうということですね。 最優先で血液の流出を止めるために、できることは下記が有力です。 ・優先順位の経営 ・固定費、人件費の見直し しかし、この大きな改革をするうえで、決断するリーダーには何が必要であるか。 危機を乗切るリーダーシップ 危機を乗り越えるリーダーシップで必須なことは3つあります。 ①独断即決 日本企業経営ではあまり、考えられていないことですが、 リーダーのスピードが一番重要であり、 逆に調整型のリーダーは危機を乗り越えることが難しい。 なにより危機を乗り越えるためにはスピードが重要ということですね。 ワントップ独断主義が危機を乗り越えるための必須条件。 ②最悪想定主義 楽観型と最悪想定型のリーダーはどちらが生き残るか・・・ 結論、最悪想定をする独断主義でいくつも策を想定できるリーダーが生き残る。 経営者は孤独という言葉が聞かれますが、まさにこのことを指しているのではないでしょうか。 最悪想定とは例えば 「仕事がクビになったら・・・」 「この業界自体がなくなり、稼ぐ術がなくなってしまったら・・・」 などがあげられると思います。 もし、すべてが終息して上記の例が発生しなければ、「よかった」と 思えるくらいに、策を張り巡らせ、考えることが重要。 ③反転攻勢主義 この状況下で、できることはあるか? むしろこの状況下でしかできないことはないか? この状況下はとてもチャンスが広がっている!! というマインド設定が重要です。 ビジネスの仕組みが変わる世界に突入している我々は、 「コロナ前の日常に戻る」という考え方ではNGということですね。 コロナの後の世界を想像して反転攻勢のマインドを考える必要がありそうですね。 アフターコロナは今までとは異なる世界が待っています。 上手くいかないこと、ストレスの溜まること、数えられないリスク、 考えるだけでも、頭が痛くなることが多いですが、 考えること、知ること、行動すること、 このマインドセットを改めて考えていき、乗り切る活力にしていきましょう! 次回はコロナサバイバルPART2を解説していきます。 それでは行ってらっしゃい! Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 青山力大コラム富山和彦, 経済危機, コロナショック, リーダーシップ, コロナショック・サバイバル 未来の企業は何をする?PART2 コロナ後の経済を考えてみよう。リーダーに必要な資質!...